喝! | オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

でも、教育に関することや学校生活のことというより、日々の愚痴のほうが多くなりがちだと思います。だってね~。奥さんマディソンさん怖いし、子供たちはパワフルだし・・・。

昨日ブログでボヤいた。腕がダルイ。老いって嫌だ。RSIなんてかっこ悪いと愚痴った。そしたら、その後テレビをつけたら「えっ!マジでっ!」って話をやっているではないか。超突然の超不運としか言いようのない出来事で指を失くしたサックスプレーヤーの話。


こういうのって、これまでにも何度が経験あるんだけれど、なんか、ある人は神様って呼んだり、またある人はエンジェルってよんだり、またある人はカーマなんて呼んだりするような、”スーパーナチュラルパワー”が僕に「この出来損ないの大ばか者が!腕が少々ダルイくらいでブーブー言うでない!お前のように恵まれた者が文句たれる資格は無いっ!」って僕に”喝”を入れているのではないだろうか、と本気で思ってしまう。僕は決して普段信心深い人間じゃないんだけどね。う~ん、このタイミング。やっぱこれは神様?天使?スピリッツ?カーマ????


そうなんだよね。僕は腕がちょっとダルイってだけじゃないか。確かにここしばらくずっとこんなで、腕に何が憑いたみたいで気持ちが悪い状態ではあるにしろ、決してこのサックスプレーヤーみたいに死活問題ってわけじゃない。腕が切断されたわけじゃあるまいし、何をガタガタ言っているのだ。指が3本しかない左手の生々しい映像を見て「僕なんかが文句言えるポジションにいないじゃん」と自分を恥じた。まったく40にもなって情けない。。。


このサックスプレーヤーの音大の男の子がスゲ~。こんな状況なのにものすごくポジティブ。将来これからって子が目の前真っ暗な出来事に遭遇してるのに、ミュージシャンとしての夢絶たれたなのに、落ち込んでいない。視聴者全員元気をもらったこと間違いなし。スゲ~。


で、もう1つスゲ~のが、この男の子のことを新聞記事で知ったある男の人がまたスゲ~。この人、楽器を奏者の体のサイズ&形にモディファイするのを仕事としているらしく、左手の指が3本でもサックスを弾けるよう改良してみようとコンタクトしたとのことだ。ここで、番組は「次週に続く」になってしまったのだけれど、この流れからして、この男の子のミュージシャン生命は復活&いい方向に進んでいくのだろう。素晴らしいじゃないか~!


OK、もし神様だかなんだか、スーパーナチュラルなもの、Whatever it is が僕にメッセージを送ろうとしたのであったら、ちゃんと受け取ったから。ガッチリと受け取ったよ~。RSIだからって愚痴るの止めま~す。やっぱり愚痴ってる男は、男に限らずだけど、かっこよくない。魅力的でない。一緒にいて楽しくない。元気もらえない。そう思ってニコニコ元気モリモリ先生を振舞ったら生徒達みんなニコニコでレッスンもポジのスパイラルって感じに進行してたし、明日もこれで行くぞ。なんて僕は単純なんだ。ま~い~や。