『曲がる太陽電池ペロブスカイト型』

・曲げられるほど薄く湾曲した屋根など新たな場所に設置して発電できる。

現在普及するシリコン製より大幅に軽く工場や倉庫といった建物の屋根にも設置しやすくなる。

 

・主原料はヨウ素で国内安定調達できる。太陽光を電気に変換する効率が実験室レベルで20%を超えシリコン製に匹敵する。ペロブスカイトは桐蔭横浜大学の宮坂徳仁教授らが2009年発表論文がもとになっている。


・ペロブスカイト型にはフィルム型とガラス型がある。フィルム型は積水化学工業が開発を進めパナソニックがガラス型を開発し現在150団体が協議会をあげて電力構成を定める次期エネルギー基本計画に反映させるために今夏にも導入量を策定する。

 

・21年度策定した現行エネルギー計画は30年度構成でペロブスカイトは想定していなかった。現状の太陽光発電と同じ1キロワットあたり14円以下にしたい。みずほリサーチではペロブスカイト発電が40年に3830万キロワット、50年に8420万キロワットまで伸びると予測し既存の太陽光発電7000万キロワットを超える可能性がある。