『代位弁済6割高高水準』
『10月倒産33%増コロナ返済重く』
『米経済に迫る転機』

『代位弁済6割高高水準』


・4~8月代位弁済数1万6891件と前年同月比62%増で売上回復しても人件費、物価高で借金返済に追われ資金が回らず、デフォルト定義1:3か月以上遅延、2:要管理先以下への格下げ3:代位返済のいずれかで該当

・ゼロゼロ融資は3年利払い免除原本延長最長5年で倒産多くは資本金1000万円未満で銀行財務へのインパクトは限られる。中企業への税優遇など含めてインフラ整備は着々と進行している。

 

『10月倒産33%増コロナ返済重く』


・10月企業倒産は793件と前年同比33%増で累計1100件を超えた。企業倒産増加は19か月連続で1~10月で7000件となり、23年通年では4年ぶり8000件を超える公算が高い。直近で最少だった21年は6030件から急増だ。

・23年に入り返済猶予期間が終わる企業が続出し、7月には約5万社で返済が始まる。物価高や人件費の上昇で経営が厳しくなる中、ゼロゼロ融資返済の資金繰りに窮するケースが相次ぐ。後継者不在の倒産は1~10月463件と前年同期比13%増。

・後継者難倒産要因をみると販売不振、経営者の病気・死亡が続いた。負債額1億円未満の企業が全体の約7割を占める。22年社長平均年齢60.4歳で1990年時点で比較し6.4歳上がった。4人に1人70台以上が占める。事業承継引継ぎ支援センターは2万2000件相談がありコロナ前の倍以上になった。成約件数も1681件と4割増えた。

日本企業の99%以上が中小企業で雇用全体の7割以上を占めている。
 

『米経済に迫る転機』

・長期金利は一時的には5%から1週間で0.3%下げ株式が急騰した。

しかし高金利で高止まりが続く事で月々の支払額が増えて車など買えなくなっている。
新車購入で4年ローン組んだ際には8月に8.3%と22年ぶりの高水準になった。1年で2.8ポイント上昇幅は42年ぶり大きさ。

・10月から特例猶予された米国学生ローン返済も再開されリベンジ消費の原資も乏しい。

利上げの影響がにじむのは借金消費でアメックスは7~9月不良債権処理費用が12億3300万ドルと前年同期から6割増えた。
・企業も資産負債が一定規模以上の米企業倒産件数は1~9月に516件と前年同期にほぼ倍増となり、10月に破綻した米薬局は金利高で借入負担が増し、借り替えも難しくなり同社の23年3~5月期利子支払い額は前年同期3倍に膨らんだ。

・2年前に3%程度だった30年肯定の住宅ローンは金利が足元で8%近く上昇した。低金利時代に住宅購入した人は借り換えをためらい売却を控える。在庫不足で物価価格が高止まりが続く。

・金融システムにとっても金利上昇でシリコンバレーバンクが破綻した今年3月後半と比べ長期金利は1%なお高い水準だ。保有債券の価値は下がり地銀経営の体力を奪う。

商業用不動産も借り換え時の利払い負担増ではt南画相次ぎかねない。