『日本車はテスラ革新に学び巻き返せ』

『日本車に技術革新を迫る中国勢・新興国企業の台頭』

『日本車はテスラ革新に学び巻き返せ』

 

・テスラは規模経済がルールだった自動車産業でイノベーションを生み出す力で存在感を高めた。EVに経営資源を集中して規模が小さくても市場を牽引できることを証明した。
トヨタはGMの旧合弁工場を取得し、電池の開発・生産にも自ら取り組む。
・22年販売台数は21年比4割増で130万台を超えた。EVだけで日本の中堅メーカーを上回る規模だ。運転支援といったソフト技術の活用でも先行し、ハードとソフトを組み合わせて車の付加価値を組み合わせて車の付加価値を高めた。

・こうした戦略が功を奏し、コストが高いEV専業ながら黒字化が達成した。時価総額は120兆円とトヨタの3倍水準だ。過去には主力車種の量産トラブルに見舞われた。
テスラの運転支援システムの利用者に事故が発生したこともある。足元では中国のEVメーカーに追い上げられている。
・日本車はテスラと異なり、既存のエンジン車で多くの裾野企業を抱える。産業構造を早急に改めるべきだ。

 

『日本車に技術革新を迫る中国勢・新興国企業の台頭』


・日本車が中国で苦戦を報じられている。EVに強みを見出すBYFなど現地企業で主要市場の中ではEV車比率が3割を超える日本は22年に2%だ。
・1~6月期は中国が日本を抜いて世界最大の自動車輸出国となった。ロシア向けが増えた影響が大きいが欧州でも浸透し始めている。
・日本勢はEVやソフトウェアという新しいクルマの価値の源泉に投資すべき。既存のニーズに答えるだけでは技術革新に乗り遅れる。

・ベトナムEVメーカービンファスト時価総額世界3位28兆円で首位テスラ100兆円、2位トヨタ40兆円に続く。中国のBYDも13兆円、フォルクスワーゲン11兆円。
ビンファスト22年EV販売台数は7400台。株価は市場流通浮動株少なさが株価急上昇の要因指摘がある。