6月17日【警察 ランニングパトロール・防犯カメラ予防対策】31 ◯質疑(村上委員) 私からは、委員の改選前の最後の委員会ですので、1年を通し、強い思いを入れた質問をさせていただきたいと思っております。 これまでの委員会では、警察の働き方改革のためにるる質問をしてまいりました。警察の業務において最先端技術を導入することで、広島県の警察官の負担が軽減し、その分、犯罪の検挙率や予防活動が向上して、県民の安心・安全が高まることにつながると信じて質問をしてまいりました。特に今回のサミットの中では、最先端技術を使って、今まで2万人体制でやっていたものを、もしかしたらもっと人数を減らして行えるのかといった国の最先端技術を活用した新しい取組をどんどん進めていくチャンスにもなるかもしれないので、そこはいろいろ警察庁と連携しながら対応してもらえたらと思っております。 過去、私はいつも質問させてもらっていたのですけれども、警察においては検挙がすごく重要であって、予防に関しては、普通は、知事部局も含めて県民一丸となってやらないといけないところではないのかと思っており、検挙と防犯が混合しているような気がするのです。 かつて、ニューヨークのジュリアーニ市長が推進した、落書きを消すことで犯罪を減らすという割れ窓理論は代表的な一例で、広島県警察においても全国に先駆けて、「減らそう犯罪」ひろしまアクション・プランとして取り組んでいただいています。 こういった中で、現在、犯罪の減少傾向は継続しているのですけれども、ここで改めて、県民一体となって、犯罪予防都市広島というものを目指すべきではないかという思いで質問します。 まず、広島県警察の取組として日常生活を通じた見守り活動についてお伺いします。 既に、ながら見守りという名称で、多様な世代が通勤やウオーキング、買物、犬の散歩、花の水やりといった日常生活を行いながら、防犯の視点を持って子供等の見守りを行うように機運を醸成していると承知しております。コロナ情勢における防犯ボランティアの活動状況は、コロナ以前より活動のしにくさがあると思うのですけれども、全体的な犯罪の減少傾向が継続している中で、ながら見守りを加速させることができないかと考えております。 その中で、静岡県、大阪府、兵庫県において防犯パトロールとランニングをかねた、ランニングパトロールという取組が広がりつつあると聞いております。広島県内においても多くのランニング愛好家や団体があるため、これまでながら見守りで行っている活動自体は大きく変わることはありませんが、キャッチフレーズとして大きくアピールしたらどうかと思っております。 そこで、大阪府等のように、広島県においても広島ランニングパトロールのキャッチフレーズを導入して活動を促すことで、ながら見守りの防犯活動が活性化するのではないかと思いますが、どのようにお考えなのか、お伺いします。