6月9日【警察スマホアプリオトモポリス運用】28 ◯質疑(村上委員) 広島県警察が運用中のスマートフォンアプリ、オトモポリスについて、何点か質問します。 中四国初の導入で、広域の評価が多く、そして、今ではもう少し進んでいると思っておりますが、5月23日の時点で既に4万ダウンロードされているとお伺いしています。そのようなことから、既に導入しているほかの8都府県と比較しても順調に推移しているのではないかと思われるのですが、その要因が何か、お伺いします。 ◯答弁(生活安全部長) アプリの導入から4か月余りでございますが、現在、確認いたしましたところ、4万3,550ダウンロードということで、順調に県民の皆様に浸透しているものと考えております。 要因でございますけれども、3点あると思っています。1点目は、プッシュ通知によるタイムリーな情報発信とか、痴漢対策機能や防犯ブザー機能など、危険に対処する機能を充実させている点でございます。2点目は、この各種機能、それからマップの表示方法について、シンプルかつ使いやすい操作性を実現している点でございます。3点目は、広報戦略でございます。報道機関や関係機関、団体の御協力もいただきながら、あらゆるルートを通じて、防犯への有効活用を広報したことと、それからウェブ広告などの効果的な手法を取り入れたことでございます。これら充実したアプリの機能や操作性、それから広報戦略を効果的に推進したことが、ダウンロード数が順調に推移している要因であると考えております。 ◯意見・質疑(村上委員) 県警察のオトモポリスは、アプリの導入に際して、機能を最小限にとどめたと承知しております。基本的に重過ぎず、詰め込み過ぎず、分かりやすいアプリが親しみやすく使える基本路線になるということで、導入方法が正しかったのかと思います。私も18年ぐらい前にアプリをつくって、当時、ダウンロード数で一番を2つほど取ったのですけれども、とにかくすごくシンプルなものに仕上げていくことで、取れたのです。ただ今後、5Gが進んでいくと、同時にアプリ性能もそれに合わせて考えていくべきかと思っております。その点を踏まえて、今後のオトモポリスの展開について、2点ほどお伺いします。 先日、ニュースでも、東京の電車内で、警視庁の防犯アプリの痴漢撃退機能を利用して痴漢を検挙したという報道がありました。これは防犯アプリの好事例であるとは思うのですけれども、他方で、地方と都市部では活用の仕方が変わるのではないかと思っています。 一部を具体的に言うと、地方では満員電車はなかなかない、そして、夜間の人通りの少ない道を一人で歩いて帰ることが多いなどが考えられます。そうなると、そのマップ機能の活用についてどのように考えていくのかは、都市部とはまた違う考え方を持たないといけないと思っております。だからこそ、この地方におけるマップ機能の活用策として、通学路や通勤路で発生した犯罪等について、メールなどでアプリ利用者に通知して、注意を呼びかけることが有効だと考えますが、こういったことについてどのように考えるのか、お伺いします。