11月7日 教育委員会決算特別委員会
(答弁は当然の事ですがわからないので文字起こしできません)
満点の答弁であったと思います。

ギガスクール構想の実現に向けたICT基盤整備事業についてお伺いします。
1:2020年9月30日校務支援システムについてサーバー管理しており、国のクラウドバイデフォルトの観点からもクラウド化について進めていくように質問をしたところ、慎重に検討するという答弁を頂いていましたがどのように進捗しているのか?お伺いします。

2:今後は全市町で導入していくとの事です。

わが街、福山市はLAN整備も高速ネット接続率100Mbps以上もやっと導入されはじめるが統合型校務支援システム整備率も現時点では導入0%でICTによる教育環境が著しく遅れています。
今後クラウド化となるとセキュリティに関して大変重要で校務支援システムは勤怠管理や学業成績・家庭の背景など様々な個人情報を取り扱うわけですが、セキュリティを高くし過ぎると使い勝手が悪くなります。セキュリティ対策はどのように考えているのか?お伺いします。


3:福山市の学力低下が著しく校務支援システムを含め時代に即した教育システムから遅れていると感じる事が数字から顕著に表れている事に危惧しております。
そこで学びの変革推進事業についてお伺いします。


福山市議会答弁で驚きの答弁がありました。【学力テストは児童生徒への充実や学習状況の改善に役立てる事で、調査測定できるのは学力の一部であり、序列化や過度な競争が生じないように】という答弁がありました。
キチンと学力を維持している組織であれば許容できる答弁ですが、改革を推し進める結果明らかに学力が低下している組織が行う答弁ではないと私は感じています。


そこで広島県として学力テスト自体をどのように捉えているのか?
また福山市の著しく成績が落ちている全国学力テストに対する結果をどのように捉えているのかお伺いします。

4:私としては学力テストの観点は2つあり子どもたちの躓きに気付く事ともうひとつは先生による個々資質の違い・学校ごとの違いを理解して改善するツールとして考える素材でもあると思うのです。


要は同じ学年でもクラス担任が違うと成績が違う事で先生の教え方の違いなどしっかりと学んでいく体制にあるのか?という事です。


福山市議会での教育委員会答弁は子ども主体の学びづくり側だけの意見はあるが学校側からの改善などの取り組みなど全くない抽象的な答弁に私は危機感を感じています。
私は21年文教委員会などで生徒指導規定が無い学校などの声や宿題が少ないという親御さんからの陳情はこれまでも多くあり質問し常々県教育委員会として学力含めた福山市の状況に注視してもらうための質問をしていった結果が近年顕著に落ちている結果です。


そこで具体的にお伺いするのですが宿題が少ないという声に対して一つの学校からではなく要望や意見が聞こえてくるのですが広島県として義務教育課程における宿題についてどのようにお考えかお伺いします。


5:私は以前の質疑でも行いましたが福山市は中学校の生徒指導規定をバッサリ無くしたり、宿題が少ないという保護者の声が多数寄せられ主体的な学びを今一度考え直す時期に入っていると思います。
一度広島県全体でこの主体的な学びの実態調査を進めるべきだという事を要望します。
次にタブレットに関して子どもが勉強以外に使うと苦情も入るのですが、タブレットのフィルター機能などどのように対応しているのか?お伺いします。
(福山市の対応も教えてください)


6:フィルター機能で福山市のやり方は一番実務的なモノだと思います。ブラックリスト方式で保護者からの意見があればサイトを見えなくする。
ただそういった仕組みになっていること自体を保護者などに、より通知していく事も必要ではないでしょうか。


今後、タブレットからデジタル教科書そしてデジタルドリルを通じて、5年生の学習でついていけない子どもが4年生のどこで躓いたのか?などを把握し個別最適の教育へと繋ぐ事ができるタブレット教育ツールに変貌していく事への期待があります。
しかしながら低学年ではお絵描きや鉛筆の持ち方や文字学習など含めて、学年ごとにタブレットの在り方も変えていく必要があると思いますし、最近では子どもたちの視力等の問題もありますので一斉導入の結果そういった身体的・成長的な課題もしっかりと注視して頂く事も併せて要望します。


戦略的に広島県の個別最適な学びと共に小学生と中学生では全く主体的な学びの在り方は違ってくると思いますのでそこの振り返りも要望します。
それでは最後に福山市は学力低下が著しく目立つ結果になってきておりますが、福山市議会での答弁では何ら具体的なモノがなく子ども主体の学びづくりに取り組むという抽象的な言葉で締め括られています。
そこでお伺いしますが、福山市教育委員会として今回の教育結果を踏まえてどのように取り組むのか?そして広島県教育委員会としてどのようにサポートしていくのか?お伺いします。

まとめ
縷々申し上げましたが、広島県が主催した国語のオンライン授業も福山市の先生のご参加が非常に多く参加しており、先生自体は大変熱心に今回の学力テスト結果に対して取り組もうとされているのをお伺いしています。


しかし、宿題の件も含めてある小学校ではプリントを自由に持って帰ってやりなさいというところもあるようです。
高校生や百歩譲って中学生なら自発的な学びたい意欲はわかりますが、まず小学生は宿題などを通して知る事や勉強する癖などそういった基本的なところが大変重要だと思います。改めて私からの要望として小学校・中学校教育における主体的な学びに対して振り返りアンケートをとっていく事などを強く要望します。


福山市が学びの変革を強く先進的に進めた事は評価しますが結果として、大幅に学力が落ちている現状がある以上、しっかりと調査し学びの変革の在り方を学年ごとの成長段階で把握する事を要望して質問を終わります。