令和2年2月定例会において、高知県では、消防団応援の店に該当する病院で消防団員が予防接種を受けると減額される例があることなどを挙げ、「医療機関への協力依頼を含め、消防団応援の店の増加に取り組んでいくことが必要ではないか。」と質問を行いました。
執行部からは、消防団応援の店で「医療機関の登録は1つだけとなっており、医療関係団体等にも幅広く協力を要請すると共にこうした取組を通じて、地域で消防団を応援する機運を高め、入団促進に
繋げてまいりたい」と答弁があったところです。
そこで、この間、医療関係団体等への幅広い協力要請や消防団応援の店の周知をどのように進め、どのような成果を上げてきたのか、危機管理監にお伺いします。
《執行部答弁》
【危機管理監 】
地域防災の中核を担っていただいている消防団員の確保は喫緊の課題であり,消防団員の加入促進策の一つとして,「消防団応援の店」の普及促進に,取り組んでいるところでございます。
県では,出来るだけ多くの店舗に,「消防団応援の店」の趣旨をご理解いただくため,市町や県消防協会と連携し,商工団体の協力を得て,ホームページ等を通じた周知や,店舗への訪問などを通じた普及促進に努めており,登録店舗数は,令和2年1月末の372店から ,先月末時点では421店となるなど着実に増加しているところでございます。
また,医療関係団体への要請につきましては,本年6月,市町に対して,消防団員への新型コロナウイルスワクチンの優先接種に配慮していただくよう要望し,福山市や府中市など4市において優先接種対象者に消防団員が追加されたところでございます。
今後とも,医療,商工関係団体や,関係部局と連携し,「消防団応援の店」の取組の普及促進や消防団員の意義や役割に対する理解を深めていただき,地域で消防団を応援する機運を高め,消防団の入団促進につなげてまいり ます。
【再質問】
私が聞きたいのは全体総数ではなく、「消防団応援の店」の協力医療機関は前回から増加したのか,お聞きします。
【危機管理監】
昨年度から今年度にかけましては,予防接種等を行う医療機関におきましては,新型コロナウ イ ルス感染症の対応であるとか,ワクチン接種などの対応を最優先に実施しているといったご事情もありましたので,医療関係団体への幅広い協力要請というものが現実的に難しい状況であったということがございまして,現在も,前回と同じく1機関にとどまっている状況でございます。
感染状況やワクチン接種などの対応が落ち着いたのち には,県の関係部局や医療関係団体と連携し,医療機関に対する働きかけを検討してまいりたいというふうに考えております。
【要望】
こんな時期だからこそやらなければならないし、2年も経ち増えた数はゼロというのが問題という事です。かならず形にしてください。
今まで以上の更なる努力を期待します。
危機管理部門だけでは限界があると考えますので、保健部門、商工労働部門との連携を
お願いしておきます。