学童保育の指導員を対象とするオンラインの相談の充実について、お伺いします。

 

留守家庭の子どもを預かる学童保育は,発達に課題のある児童も利用しており,指導員の方々には、そうした児童にもきちんと対応していただいてはおりますが、発達障害に関する知識の面では、やはり不安を感じておられるそうです。

 

県でも、発達障害児への支援が、個々の特性に応じて行われるよう、様々な機関の支援に携わる職員等を対象とした研修会を開催されていることは認識していますが、学童保育の実態として、研修に参加したくても、人手不足や業務多忙により参加できない指導員がおられることも事実ではないでしょうか。

 

悩みや疑問が、専門家によるほんの少しの助言で解決されることもありますので、先日のデジタルサンドボックスの発表で提案のあった「地域医療と専門医療をオンラインでつなぐドクターとドクターのDtoD事業」のように、オンラインで相談を繋いでいくことも、補助的な意味では有効な手段だと考えます。

 

そこで、学童保育の指導員などが日々に感じる不安を解消するツールの一つとして、オンラインによる相談支援の環境を整備すべきと考えますが、

健康福祉局長の御所見をお伺いします。

 

 

《執行部答弁》

【健康福祉局長】
放課後児童クラブにつきましては,発達障害に限らず障害のある児童の受入れに必要な専門的知識を有する人材を配置した場合に,運営費の補助を行っていると ころです。
また,放課後児童クラブの指導員に対して,支援スキルの向上を目的として人材育成研修を行っているところですが,地理的条件や配置人数などの理由により研修への参加が困難なケースもあることから,オンラインなどを活用した指導員が参加しやすい環境での実施を検討してまいります。


さらに,広島県発達障害者支援センターからの支援につきましても,実地での助言,指導活動などに加え,既に整備しているリモートによる相談機能がしっかりと活用されるように周知してまいります。

 

【要望】

今後、各市町では人材不足などから専門家の確保が難しくなる中でオンラインの活用は広域行政を

預かる県政運営において大変重要なポイントになると思います。