次に、花木市場、花木市場についてお伺いするんですけれども、ちなみに広島県水産のカキではなくて、花と木の花木市場と言いますので、よろしくお願いします。


先日、私は大阪の鶴見の花木市場の視察に行ったんですけれども、今競り市場が鶴見の場所、市場では完全オンライン化が進みまして、ファクスなど手作業が減って業務効率化とともに、深夜の人の確保が減ったことで採用の苦労がかなり軽減されたと。

要は省人化が進んだことで労務負担が激変したことを言われておりました。
さらに言えば、19時からオンライン競りが始まって、朝自由な時間に取りに行けばいいので、渋滞の問題も解消され、そして購入者のいわゆる店舗側の働き方も変わったと。

 

これは特に花木市場では女性経営者も多いので化粧をしなくていいということで、朝の6時からの市場が4時か3時とか起きて用意しないといけないものがしなくてよくなったことで、子供との時間や家族との時間も多く過ごせるようになったという働き方を変えていくっていうとこも聞きました。
こういったことを考えたときに、今後、花木市場に関しては、オンライン化を目指さないと大阪や東京などにシェアが奪われて市場運営が民間の手が離れて行政が運営しなければならなくなる可能性もこれから十分に考えられます。

そうなる前に、
一定の補助予算を講じてICT化を進めていくべきではないかと思うんですが、広島県として花木市場に対してどのような対策を考えているのかお伺いします。


○答弁(農業経営発展課長)

 花木市場では、卸売業者が国内外の様々な花を集め、競りなどで価格を決定し、出荷者に迅速に代金の決済を行うことにより、安定した花の流通を実現しており、県内では広島市と福山市にございます。しかしながら、近年、委員おっしゃるとおり、消費者ニーズの多様化や労働力不足、デジタル技術の発達など、市場を取り巻く情勢の変化を踏まえつつ、コストの削減や付加価値の向上など合理化の取組を推進する必要があり、その一つとして東京や大阪、名古屋の市場におきましては、競りのオンライン化が行われているところでございます。
広島県内の市場におきましては、競りの比率が低下している中、投資効果が見通せないことなどから、競りのオンライン化は今のところ取り組まれていないものの、競りが行われる花を事前にネットで公開したり、オンラインで花を予約できる仕組みが設けられたりしているところでございます。
県といたしましては、そうした各市場が目指す合理化の取組に対しまして、関係の市の皆さんと連携し、国の事業を活用しながら実現を支援していきたいと考えているところでございます。


○意見・質疑(村上委員) 

広島県では、先ほども金田課長が発表されたデジタルサンドボックス、そういった資源やコンテンツがありますから、民間企業にも提示しながら進めていただければなと思っております。というのが、今後、じゃあ、こういった市場が奪われていったときに、大阪まで生産者、花を送って、そして広島の店舗さんが今度は大阪でそこで市場でオンラインで落として、今度また送られてくるっていうよく分かんない構造になるんですね。ということは流通コストも結局は私たち地方のお金が支払う状況になりながら市場シェアはどんどん奪われていく現実を突き詰めてオール広島で取り組むべき事案と思いますのでもっと積極的な対応が必要であるという御認識をお持ちください。