『水素を学ぶ』

水素の特徴
1:宇宙の元素9割を占める。地球上では気体の水素のほか、ほとんどが水や炭化水素などとして存在している。
2:1㎥気体で約89グラムと非常に軽い。マイナス253度に冷やして液化すると体積は800分の1になる。
3:燃やしても水しか出ない。1キロあたりの発熱量は約3万キロカロリーと炭素の4倍

日本は水素の燃料電池など関連技術特許は世界一だがドイツは水の電気分解装置の競争力強化を国家戦略にした。電解装置は再生可能エネルギーを使って水素を取り出す際に欠かせない。

ここにきて注目されるのは水素なく脱炭素社会は成立しないと認識し始めた。

水素VS炭素

地球上の分布 ほとんど水 VS 生物の体や化石燃料

1キロ当たりの発熱量 3万キロカロリー VS 8000キロカロリー

燃焼時の排出物  水 VS 二酸化炭素、一酸化炭素

取得方法 自ら電気分解 VS 木を切る、化石燃料を地下から掘る

燃料としての課題 電気分解に大量のエネルギーが必要 VS 燃やした後のCO2の処理

今後 水を電気分解する時の電源を再生可能エネルギーで賄うグリーン水素に VS 発電燃料として石油・石炭から比較的CO2が少ない天然ガスにシフト

現在の流通価格が1キロ当たり1100円だが輸入価格を2030年に330円で将来的には220円まで引き下げる事も考えています。

 

 

水素電池システムには二つの問題がある。

一つは、この電池を使うために、

ほかのエネルギーを使うと言う事
 

もう一つは、

この電池の触媒には、今のところ白金しか使えない。

これが大量に取れるのは、南アフリカだけなのだ。
普及すればするほどプラチナ価格が値上がりしていく。