【農産物輸出拡大を】

水産物と食品輸出額は8年続けて過去最高を更新した。
20年は9223億円で前年比1.1%でコロナウイルスの中で検討したといえる。


輸出の特徴として2点
【香港向けに鶏卵とコメが伸びた】

・卵は生で食べられる衛生面とおにぎりで粘りが強く握りやすいコメの強みが生きた。
・日本で卵かけごはんやおにぎりを食べた経験が海外需要喚起に繋がっています。

今後は食べ方とセットで品質の高さを知ってもらう必要がある。


【コロナ対応に販売方法見直した】
・アメリカでは外食減少で牛肉需要が減ったので薄くスライスして家庭向けに販売し、日本酒はネット販売に力を入れて輸出を増やした。


・20年2月には牛肉、鶏卵、リンゴ、コメ日本酒など輸出拡大を見込める27品目を重点的に後押しする事を決定した。
これまで国内で余ったものを中心に輸出に回していた。

相手国の規制やニーズを調べそれにあった生産体制を構築する方針を打ち出した。

【真の農業規制改革を】

自国農業性の生産性の低さと対外競争力の弱さが課題
日本の生産性の低さはなぜか?
広島県の県民自給率は23%で低い。
気候は温暖で水資源は豊富だし、農地も勤勉な農家もいる。
これほど農業生産に向いているが280%高関税をかけなければ守れないのか?

良質な水田の4割で日本の誇る高品質のコメをあえて作らせない農業政策でコメの価格を釣り上げるためのカルテルで消費者利益が犠牲になっている。
現在も飼料米に原価の10倍以上の交付金を注ぎ込み、農家が主食米を生産すると不利になる仕組みは減反政策と変わりない。

農業保護は他国でも行われるが日本のように納税者と消費者に負担を課す愚かな保護政策はまれだ。
零細農家保護だが日本の5ヘクタール以下農家主要な収入源は兼業所得と年金。
本来は農業収入が所得の半分以上を占めることが農家の定義だ。

本来のコメは大規模生産で利益が上がるが生産規模拡大となると多額の資金が必要となり、資金を幅広く集めるには株式会社が欠かせない。


現在企業参入は農地をリースする方式しか容認されていない。
それでは長期的視点で投資はできない。
本来は価格下落による損失を被る農家に対しては直接保証すればよい話だ。

農業政策を体験を通して学んでいく。