グリーン成長戦略
洋上風力発電:2040年までに最大4500万キロワット
・風車は部品が数万点と多く関連産業の経済波及効果は高い。
・中国や欧州がタービンメーカー9割を占めるが今後は意欲的な企業が入ってくる可能性も高い。

アンモニア:燃料20%に混ぜる火力発電を30年まで展開
・今後は燃焼率向上に使われる。
・アンモニアはCO2排出をしない。

水素:50年導入量を2000万トン
・コスト引き下げが課題で50年には化石燃料との水準にする。
・天然ガスと混ぜるなどして水素30%燃焼タービン開発した。

原子力:着実な再稼働と次世代炉の開発
・小型モジュール炉、高温ガス炉、核融合の3つでいずれも化石燃料を燃やさず二酸化炭素排出量が少ない。
・小型モジュール炉が進んでいるが、100万キロワットではなく、10~30万キロワットだが主要機器を工場で組み立てる事で運転効率は大型の原発より下がる可能性がある。

住宅:30年までに新築の排出量平均ゼロ
・ネットゼロエネルギーハウスをどこまで普及できるか?
・通常よりも200~300万円コストがかさむ事がネック。

資源循環:バイオマスなど活用


ライフスタイル:CO2削減のクレジット化やスマートシティを全国で推進


自動車:30年代半ばまでに新車販売で電動車100%


半導体・情報通信:デジタル化によるエネルギー需要効率化


船舶:50年までに燃料を水素やアンモニアに転換


物流:港湾の脱炭素化、CO2排出の少ない輸送に


食料・農林水産:50年までに農林水産業CO2排出ゼロ


航空機:35年以降に水素航空機を本格導入


カーボンリサイクル:大気中からCO2直接回収の50年実用化
・回収技術シェア3割へ

【カーボンゼロへ】
2026年 

・豪雨詳細を捉えるレーダー


2027年 

・食品鮮度、品質を冷凍せず保つ技術
・20キロメートル走れる1人用電動車


2030年
・二酸化炭素排出量の評価システム
・暑さ警報システム


2031年
・化石燃料の二酸化炭素を回収する発電
・個人間やコミュニティの電力取引
・鉄筋コンクリートに代わる中高層木造建築設計
・走行中でも電気自動車を充電
・無人航行する商船
・中低温の地熱を利用する技術
・太陽光や風力発電の余剰電力で水素製造


2032年
・新規建築30%以上がゼロエネルギー仕様
・交換不要で低コストの電気自動車用蓄電池
・浮体式の洋上風力発電
・充電一回で500キロ走れる自動車蓄電池


2033年
・ハーバー・ボッシュ法に代わるアンモニア製造
・電力や動力に使う高効率省エネ半導体
・環境負荷の少ない精錬
・空飛ぶ車
・系統連携を安定させるメガワット級蓄電池
・水素を使う大型ガスタービン発電


2034年
・安定供給可能な長期の水素貯蔵
・砂漠でも収穫できる作物
・二酸化炭素や廃棄物を再利用した材料
・潮流や海水温度差で発電
・アンモニアを使うエネルギーシステム
・高層の風を使う発電


2035年
・燃料電池車に使う水素を大量に貯める材料
・植物の光合成による二酸化炭素の大量固定


2036年
・二酸化炭素を出さず石炭から水素製造する膜
・電気変換効率が50%を超える太陽電池


2037年
・超電導を使う電力貯蔵


2039年
・燃料や化学原料を高効率で創る人工光合成
・二酸化炭素と再生可能エネルギーで創る水素から燃料

・化石燃料を使わない航空機


2040年
・事故時の安全性を高めた小型原子炉
・宇宙空間で太陽光発電した電気を地上に送るシステム
・太陽の反応を地上で再現する核融合発電