世界留学する夏純はどう見ているのだろうか。

 

・債務不履行がレバノン・エクアドル・アルゼンチンと続き、今後トルコや南アフリカも信用リスクが高まっています。
IMF(国際通貨基金)には100か国以上が緊急融資を求めている。

・IMF融資は国際収支の改善など求められ痛みが伴う改革が必要で、そうなると医療・経済の両面で対応が遅れて深みにはまる。
ブラジルはこのような経済で悪循環に陥っている。

・国連は新興国の対外公的債務の返済額が20・21年だけで321兆円を超すと指摘しており、持続可能は不可能だ。
持続可能な債務に振り替えるべき。

・新興国政府はドル建て債券を2か月半で7兆円弱発行。
今後、サウジアラビアやUAEは財政均衡には1バレル80ドル近くまで上げないと難しい(現状40ドル)

・世界損失2年で1300兆円今年はマイナス5%近くになりそうだ。
日本もリーマンショック時の5.4%より強烈な5・8%のマイナス成長を予測、中国・インド・ブラジルも相当厳しい状況となる。

 

・コロナによる銀行不良債権化で貸倒引当金は1~3月だけで9兆6000億円で前期の2.3倍となりそうです。
米国は1~3月の不良債権処理計上額が19年10~12月の4倍で欧州は2倍となっています。
このままいくと日本は中央銀行が国債買取による保有割合を5割程度としており、欧州、米国は3割だが日本並みに国債保有する可能性があります。
結果として日本の様に【低成長・低インフレ】が世界でも陥る可能性があります。

 

・現在、パキスタンでは【中国企業による建設費水増し】と主張し、中国の広域経済圏構想【一帯一路】の債務返済を再交渉しようとしています。
今後、コロナウイルスの打撃を受ける77か国の債務返上を猶予するとは中国は話しているが詳細は明らかにされていません。