元気と癒しの神様たちに見送られて!!笑
元気の神様マミマミさま。
癒しの神様ミヨミヨさま。
私は広島県庁で神様たちは東京へ。

朝に福山駅で出会い、夜東京で合流。笑

質疑の前は道中漫画を読む。
今日はべしゃり暮らしなり。

①:先日の北海道視察で千歳市のネウボラ体制と札幌市の子ども貧困対策の調査からも幼保小学校連携が福祉部局と教育委員会の連携において、重要であるという視点から質疑を始めます。
まず小学校進学と同時に小1ギャップが存在するが、実態と原因などを教えて下さい。

① 
答弁
小1ギャップの実態と原因

教育委員会において小学校長を対象に実施した調査によると,小学校入学後,まもなくの時期にみられる児童の姿として

・授業中の姿勢が悪い児童がいる。

・先生や他の児童の話を聞かない児童がいる。

などの回答が多く,中には

・授業中に勝手に立ち歩く児童がいる

  という回答もございました。

  この原因といたしましては,幼稚園,保育所等での教育・保育は「遊び」を中心とし,ゆったりとした時間の流れの中で行われている一方で,小学校では,教科書を活用し,時間割に沿った規則正しい流れの中で行われていることなどが背景にあると考えております。

②  :ありがとうございます。

要因として、幼稚園・保育園のこれまでの【学び】と小学校の【教育】の違いにあると思います。しかしながら自由にしている子供がいる一方で、小学校は複数の幼稚園保育園が集まり、顔を知らない友達に囲まれ、今まで遊ぶスペースがあった部屋が教室となり、時間の流れも全く変わり学校=楽しくないところとなり、不登校気味になってしまい、母子登校などのお子さんの話もお聞きします。もっと言えば、全国には3歳以上で幼稚園・保育園に行っていない無園児と呼ばれる子どもが推定14万人いるとも言われています。
 

先ほどのご指摘通り、立ち歩く・話を聴かない生徒が目立つ事で、小学校に上がると指導や態度改善の方向は致し方ないのですが、幼児期の学びの理解をもって、小学校における教育が必要です。
そこで幼保小学校連携において、お互いの教育現場を知る意味で、教員交流は大変重要ですが、それぞれ教員資格等が違いますが、教員交流は可能でしょうか?

 


答弁:・幼稚園と小学校の免許を併せてもっている教員がいる
 ことに触れたうえで,免許をもった教員を派遣するという   
 形での交流は可能
・本県でも小学校から幼稚園への派遣は既に実施していること
・ただし,幼稚園・保育所,小学校とも教員不足の状況が
 あること,派遣に当たっての費用の負担方法など,実施に
 当たっては調整が必要となる面もあること
 という趣旨の答弁になると存じます。
 なお,補助教員という形での交流は可能とは存じますが,
お互いの教育・保育を知り,自らの教育・保育に生かすという
趣旨から,やはり免許を持った教員が交流するほうが,
望ましいと考えております。


③質問
可能との事です。
子どもたちに対する取り組みの前に幼保園の教員と小学校教員がそれぞれどういった教育を行い、互いの環境の違いを認識する事が大変重要だと思います。
では文科省の幼児教育実態調査の市町村における幼少接続の状況によれば、5段階に分かれています。

1:連携の予定・計画がまだない。
2:連携、接続に着手したいがまだ検討中である

3:授業などの様々な交流はあるが接続を通した教育課程の編成・実施は行われていない。
4:様々な交流が充実し、接続を見通した教育課程の編成、実施が行われている。
5:接続を見通して編成・実施された教育課程について実施結果を踏まえ、更により良いモノとなる様に検討している。
このように5段階に分かれるが広島県はどのあたりに位置するのか?お答えください。

答弁
文部科学省が実施した調査によると,県内23市町のうち,18市町が,「年数回の授業,行事,研究会などの交流があるが接続を見通した教育課程の編成・実施は行われていない。」という回答であり,県全体としては,5段階のうち,真ん中の3段階に位置していると考えております。

③  :文科省としては最後のステップでもある5段階目にある「接続を見通して編成・実施された教育課程について実施結果を踏まえ、更により良いモノとなる様に検討している。」と目標を定めています。
では広島県は現在どのような取り組みをしているのか?お答えください。

答弁
まずは幼保小の連携・接続の重要性を理解することが大切であると考えており

・小学校長を対象に幼保小連携・接続の必要性などについて説明する

とともに,

・各小学校に連携担当の教員を置いていただき,その教員を対象に接続の重要性や,連携・接続を進めるための手法,接続を意識したカリキュラムの作成などについての研修の実施や市町単位での取組を支援するため,市町教育委員会と市町の福祉部局が連携したうえで,幼保小の合同研修や幼稚園,保育所等と小学校のお互いの保育や授業を参観するなど,幼保小の連携体制が構築できるよう,7市町を指定して支援しているところです。

また,こうした取組に加え

・小学校教員を幼稚園に1年間派遣して,幼児教育での実践を体験することにより,各地域での幼保小接続の中核となる人材の育成にも取り組んでいるところです。

こうした取組を通じて,本県における幼児期の教育・保育と小学校教育の円滑な接続に取り組んでまいります。


④広島県が連携担当教員を中心にすでに進めている事は大変重要です。ありがとうございます。

要望として、山口県ではすでに長期交流を推進し、公立幼稚園だけではなく私立幼稚園・保育園にも連携を取っています。
他にも教室内に遊びコーナー設置、動きの出来る広い教室での授業、子ども達が時間を意識できる掲示の工夫、更に保育士の確保が困難であることは承知の上ですが、出来れば幼保園教員にも小学校と交流する事で幼保育園でも小学校に入る前の11月から小学校教育への移行を意識した授業内容にしたりしています。当然、小学校教員は幼保園を経験した結果、最初の1か月間を週間ごとに目標分けてスタートカリキュラムとして友達作りや環境に慣れる授業期間を行っています。

これまでの幼保小学校の連携は意思決定機関の行政の理屈が先行して現場レベルでの共有が上手く進んでいなかったと思います。

 

この度の視察でも、福祉部局と教育委員会の垣根はなかなか根深いモノでした。広島県においても、ネウボラ体制課題でもある教育委員会と福祉部局の連携は幼保小学校連携がセンターピンであると私は認識しております。
是非とも今後、幼保小学校連携推進県として、お隣の山口県に負けない取り組みをお願いします。