なぜ纏まらないかといえば、韓国・北朝鮮・日本で何かを合意しろという話に近い。

 

イギリス・英国領北アイルランド・アイルランド島と3つの国があるようなものでしかもお互いに仲が悪い。

国境問題をめぐる主張では、英国の新提案は以下の2つ


・移行期間後に北アイルランドを含む英国全土がEUとの関税同盟を離脱


・物品基準は北アイルランドに限り、EUルール残留。制度導入や更新の是非は北アイルランド議会で判断

EU主張は・・・
・物理的な検問など税関検査がなければ密輸や不正の恐れ

・北アイルランド議会が拒否すれば骨抜きの対策になる。

 

そこで合意したのは・・・。
・アイルランド島の国境には物理的な税関などは設けない。

・英領北アイルランドにはEU単一市場に部分的に留まる。農作物や工業品の基準、付加価値税はEUルール適用
・英国は北アイルランドを含めてEU関税同盟から離脱
・北アイルランド議会はEUルール適用を受け続けるか4年ごとに判断

・アイルランド国境を巡る「バックストップ(安全策)」は削除
・イギリスとEUは関税ゼロの公正で開かれた関係構築を目指す。

 

しかし、北アイルランド議会は否決している。
さて、国民感情なのか野党の戦略なのか。
いずれにしても10月末までにどのような結論が出されるのか。