職員の皆さんお盆期間中にも関わらずお時間を頂きありがとうございました。それでは早速質疑に入らさせて頂きます。

問1:6月常任委員会で質疑をさせて頂いた外国人相談窓口ひろしま国際センターに関する質問を引き続き行います。
ひろしま国際センターは市町で対応できない希少言語等々に市町が活用できるように周知し、依頼があれば利用可能となっております。
3者通話が可能なトリオフォーンなどで市・県・当事者と共有できる状態になっている事も確認できました。
大阪市では学校も含め、【Microsoft Translator】を活用し、神奈川県綾瀬市ではbアプリを導入し、行政手続きにどんな文脈でどんな単語を使われているのかをAIに学習させる機能も備わり、総務省と実証実験をしているタブレットアプリで希少言語まで対応できるものがあります。

数ある翻訳機能の中で広島県ではなぜMELONという医療機関向けのモノになっているのですか?

 

(答)

○   現在,翻訳アプリは,多くの企業で開発が進められており,市場に多くの商品が販売されている。

○ こうした中,国際センターでは,本年5月,アプリを導入するにあたり,その選定方針として,5つの点で考えました。

・ 一つ目は,国の交付金の対象となる11言語に対応できること

・   二つめとしては,日常会話に関する翻訳機能が一定水準あること

・   三つ目として,AIによる学習機能を有すること

・   四つ目として,翻訳機能に加え,遠方の通訳会社とのテレビ電話機能を有していること

・   五つ目として,相談記録を本体に保存する機能があること

 をあげ,複数社に打診した。

○ その結果,選定方針に該当したのは,医療機関向けに開発された「MELON」のみであったことから,このアプリを導入したと,国際センターから報告を受けている。

 

要望:大変よくわかりました。

特筆すべきはMELON機能の中に受付や問診票機能がついております。
今後、ビッグデータが行政組織において重要になってまいりますので、電子カルテを応用し、相談の診える化を検討し作成者のコニカミノルタさんと良いものに仕上げて頂きます様に宜しくお願いします。

 

問2

:大規模災害時における非常電源の確保は必須だとは思うのですが、クリスタルプラザの非常電源装置の状況とテナントとして関係する外国人相談窓口ひろしま国際センターとして対応できているのか?状況をお聞かせてください。

 

(答)

○ 国際センターからの報告では,国際センターが入居している広島クリスタルプラザには,非常電源はあるが,容量があまり大きくなく,長時間にわたる停電のような場合には,ビル自体の管理,非常用電燈の維持などが最優先された結果,国際センターの固定電話回線の継続は困難と聞いている。

○ このため,現時点,大規模停電になった場合は,外国人の方々からの電話相談については,公用携帯電話に限定した使用になるという現状です。

 

要望:想定外は現在通用しなくなっております。

だからこそ、想定しうるすべての対応にきめ細かく考えて頂きたいです。

具体的に申し上げます。

1:非常災害発生時における電話回線は現在5回線とお伺いしましたが、これらで対応しうるのでしょうか、さらに各市町に対して停電や混雑時に優先しつながる緊急電話回線における協定などの確認をすべき。

2:クリスタルプラザも設備全体に対して充分な非常電源はないという現状など、より細かく現場と各市町の状況を知っておく事で事後の百策ではなく、事前の一策となるように先手の対応と連携をお願いします。

 

(答)

○ 国際センターが大規模停電に陥った場合の実施体制の確保については,市町との連携体制も含め,ご指摘の独自の非常用電源の設置や有線電話回線の設定等を含めて,どういう方法がとれるのか,国際センターとしっかり対応を考えてまいりたいと考えています。

有難うございます。
今後はこういった話を元に各市町が大規模災害時に対応するBCPに対しても各市町との縦の連携,さらに危機管理監と部局との横串の連携も深めてまいりますので今後とも関係各機関の皆様なにとぞ宜しくお願いします。