参議院は本当に必要か?
 

二院制度はチェック・アンド・バランスの為の教科書にはある。しかし、衆参で過半数政党が異なるねじれ国会では重要な政策は決められない。

他方では同一政党が過半数を占めると同じ審議を繰り返すのみ。
現在の政治は年金制度の問題点を明らかにして波風を立てたくない与党と明確な改革案なしに批判するだけの野党との間で参院選の意義は益々低下していく。

今後、争点がない参院選挙は選挙制度改革の実験場にすればどうだろうか?
どこに居ても容易に投票が出来るインターネット活用はどうか?
現在の若者は政府支持であるからこそ、やるべきではないだろうか???

 

財政出動の前に考えてほしい事。

MMT理論の新理論の力を借りるかどうかはともかく、金融政策行き詰まり財政出動を訴える人は3つの事を考えるべき。
1:現在の経済状況は財政赤字増やしてまでも、財政面からの手当てが必要な状態なのか?という事。

 

人手不足の中で潜在成長力は低迷しているが、これは成長戦略の領域であり、財政に期待すべきではない。

2:元に戻せるのか?という事。

 

財政出動を求める人は減税・福祉の充実など財政支出の使い道はいくらでもあると主張しますが。。。
国債の信認が揺らいだり、インフラの懸念が生じた場合には、今度は財政支出の削減が求められる。
その時に増税します、年金減らしますと言えるのか?

 

3:過去の財政運営の評価を踏まえて欲しい。

 

バブル崩壊し、30回以上の経済対策が打ち出されてきた。
ほぼ1年に1回であり、事業規模の合計400兆円上回る。

金額を注ぎ込んで皆さんの生活実感はどうですか?
 

ごく簡単な常識的なチェックでも現時点の財政出動はあり得ません。

 

米国は本当に中国に勝てるのか?

 

2001年の同時多発テロ以降最大の仮想敵国は中国となった。
では中国に勝てるのか???
結論で言えば、中国との新冷戦はソ連に比較して数倍難しく、米国第一主義からの作戦変更に迫られる。

ソ連の封じ込めは西側先進国の結束があった。

一国主義では対中封じ込みは極めて困難だ。

緊密関係で世の中を変えていく必要がある。