東條さんは香港で仕事をしていました。
彼は日本史を選択すると祖先が出るので世界史をチョイスしていました。
何も知らないまま世界で仕事をしていると海外の人はルーツを聴いてくるが答えられなかった。
日本人は独特な世界観で面白い国民と言われる。

日本人はユニークそのルーツは?

日本にしかないモノでは神社だった。
そこで10年前に神社のサイトがないから神社を3000社巡り【神社人】なるウェブサイトを創った。

日本人らしさの根幹が見えるのが神社であると気付いた。

東条英機のひ孫と、徳川慶喜最後の将軍のひ孫の総代をされている藤本さん。

面白い内容がドンドン出てくる。
以下の通りです。

1:感謝の対極にあるのは権利。
現在の日本は権利が台頭している事が課題。
アフリカは植民地化され、アイデンティティを全て奪われた。結果、独立における民主化が進みアイデンティティが入る要素がない状態。
例えて言うならば、学校給食を支払っているのに感謝をなんでしないといけないの?

頂きますもご馳走様も言わなくてよい。
権利が先行している。

2:では国民としてアイデンティティを持っている人種は?
国家が持っているところはなくなった。
持っているのはユダヤ人。
ユダヤ人は国を持たないが生活の中で【ならわし】で伝えていく。
何か質問を受けた時にそれが【ならわしだから】で収まる。
アンパンマンの世界観ではバイキンマンが悪い事をしても、いただきますとご馳走様でしたを言う。
あれは「やなせたかし」がそういった権利を主張し、出来ない文化が拡がっている事に危機感を持った
と言っています。

3:真の国際化とは?
国が際立つと記載し、国際というが、色を混ぜるとほぼグレー化する。
パレットがあったとして色を混ぜずそれぞれが色として存在する。
それが真の国際化。

しかしながら現代では混ぜる事が国際化としての理解になっている。
さらに独自のモノでなければ国際化に巻き込まれた基準に自分たちを置くと力関係でほとんどが潰されてしまう。

4:日本人の言葉としてイメージ出来るのは「道」
日本は問い続ける【道】、世界は教えるの【教】
宗教は答えを短時間で教えるが、日本は問いを与え続ける。
以前は宗教家が迷いを伝えてきたが、今ではカウンセラーが跋扈している始末になっている。
宗教家がしっかりとしないといけない。
その為には教義を今の時代に合わせて話が出来る力が必要。

5:人間は矛盾を抱えるから宗教に頼る。
人間の矛盾とは?

動物は知恵がないのに自分が生きること以外に捕食も過食もしない。

しかし、人間は知恵があるのに捕食も過食もする。
矛盾を抱えるからこそ、宗教を必要とする。

6:日本人の姿。
学びと努力は続けた者が勝つ。
便利は慢心が生まれ、失われる事を理解すべき。
明治時代は神社が88000社あったが、人口は5000万人。
現代は人口1億2千万人居ても専業で神社が出来なくなっている。
崇敬心が下がっている事が問題であり、数の問題ではない。
質の問題なのだ。
日本には多神国家であり、大黒柱は大黒様、トイレは弁財天など多数いる。だから神様は役割があり、神様同士がけんかするなんてことはない。
言い換えてみれば神様がたくさんいるという事は感謝が多い国という事だ。