政治家が勘違いしている事がある。
政治家の多くが自分のやりたい事や世の中の欲しい事を実現しようとする事。

あくまで都市の課題を明確に推察し、未来の数字を把握した中でビジョンを掲げる必要性がある。

自分のやりたい事をするのは民間企業。
世の中の欲しい事をするのも民間企業。

政治や行政が担わなければならないモノは3点。

1:さまざまな課題を持つ人たち(高齢者・障碍者・生活困窮者・シングル生活困難者・トランスジェンダーなど)の生活を解決するための仕事。

2:世の中の欲しいモノではなく必要な事を解決する仕事。

3:未来を予測し、県民市民が不自由だと感じる前に対策し、解決しておくのが本来の政治家の仕事
だけど、そういった仕事は理解されにくいし、票に繋がらないどころか票を失ってしまう。

外国人労働者受け入れの入管法改正問題も仕事で人手不足を体感してやっと議論が始まる。


改正水道法も私は8年前から大阪市議会で議論をしてきたが、議論したかと思ったら瞬殺で決定。


改正漁業法に林業法も人手不足・後継者不足問題を言いながら、いきなり改正。
これらの拙速な議論はスピード感とは少し違う。
逆に野党が早い段階で論じていない事が大きな問題であると私は理解している。

政府が問題提起して議論してからでは遅いんです。


少子高齢化問題も人口が減ってやっと議論。


年金改革もわかっていながらやってこなかった。
全て先送りになってしまっている。

福山市をディズニーランドの街にするならばそれは民間企業が勝手にやる。

そうではなく、地に足をつけた街づくりが必要である。
なので徹底的に【雇用喚起・市場理解(マーケティング)&労働環境の構築】の徹底こそが福山市ビジョンの全てだと思っております。