1:上院・下院の違い


日本の場合、衆参がねじれると全てが動かない。

アメリカは上下院で権利が分かれる。
下院の領域は基本法案であり、予算否決権で在り、アメリカ国内の経済活動法案は通らなくなる。(減税など)
上院は外交・条約・人事権を持ち、上院を押さえたのは大きい。
実際に副大統領は上院だけで決める事が出来る。
上院は大統領補佐官(助言者)のようなものであり、同意をしていく存在。
大統領は外国との条約は下院と可決は要らない。
という事は・・・アメリカは国内のねじれ構造の不満をより外交に持っていく可能性が高い。

2:これまでのトランプ政治で日本にとって受けた影響は?


トランプ大統領になり北朝鮮脅威がなくなり、中国とも仲良し、経済を中心に官僚が頑張っており、結果としてトランプ政治が日本の官僚の頑張りを支えさせている。
安倍政権は結果的にうまく立ち回っている。
中国人富裕層は高級車を日本車へとシフトし購入し始めた。
フランス人統計学者であり最高の知性と呼ばれるエマニュエル・トッドはこのように行っています。「中国崩壊を止めるのは日本とEUである。米国は更年期末期を迎えた日本の親であり、いつまでもアメリカの言いなりになり動くのではなく、独立し中国を助けようとなることが出来るチャンスである。」
今回のEUとの経済協定が象徴的であり、中国との互換関係が望ましい。

3:今後の影響は?


次の大統領選挙の前哨戦なので共和党と民主党共に2年後の大統領制を想定した動き。
アメリカにとって優位とは?保護貿易の色彩が強くなり、移民締め出しをしていく。
外交で出来る事として貿易戦争と本物の戦争という究極の話になりかねない。

私なりの結論
アメリカはリーディングカントリーではない。

世界中がなるほどアメリカの言う事は正しいが長く続いた。
戦争をするにしても一定の世界の理解が得られていた。自由貿易を通じて経済開放などでサプライチェーン構築し多くの国に恩恵がありながらも、一番儲けていたのはアメリカだった。

【世界の事を考えて一番儲ける国】だったが【世界が損をしても自分が一番の国は普通の国】になり下がった。