日銀が出口戦略に関して具体的に動き始めた。
さぁ、日本の金融・為替・株価・財政構造・経済が動き出す。

 

上場信託投資を通じた保有残高時価25兆円に達し、上場企業約4割で上位10位以内の大株主になったそのうち5社は筆頭株主になっている。


日銀は国債購入と並びETF購入によって2%物価目標達成の手段と位置付ける。


現在東証一部時価総額652兆円のうち25兆円と4%弱に相当する。


1年前833社から1・7倍増で3735社中1446社で10位内の大株主に入った。
 

東京ドーム・サッポロビール・ユニチカ・日本板硝子・イオンの5社は、実質「筆頭株主」という異常な状態。

創業者などが多く株式を保有し、もともと市場に流通する浮動株が少ない企業への影響は一段と大きくなる。


例えばユニクロはETFに多く組み込まれており、日銀が1兆円ETFを買うごとにユニクロ株を200億円買う事になる。

 

今のペースで進むと市場に流通する株がほぼ枯渇していく。企業にとって口うるさくない日銀はありがたいが比率の上昇に懸念し始めている。