「0・2%の法則」が市場である。
この1年で下落率0・2%超えても購入に動かなかった日は数えるほどしかなかった。
ところが4月は下落率が0・2%を超えた3営業日のうち発動したのは1回のみ。


4月の購入額は1400億円に留まっている。
日銀は年間6兆円増額していたが月間5000億円を埋め合わせる規模には届かない。


金融緩和策の柱である国債買い入れですでに「ステルス縮小」が始まっている。


日銀が保有する長期国債は前年度比で49兆円の増加にとどまっている。
13年4月日銀が量的・質的金融緩和を始めた時に掲げた年間50兆円を下回った。
これを受けて「ETFでも近く縮小が始まるのではないか?」と観測が拡がっている。

 

日銀ETF買いは株式市場の下値不安を和らげる買い入れ累計額は3月末までで19兆円を超え、時価は約24兆円と日本株全体の4%弱まで増えました。
外国人が失速し、気付けば最大投資家になった日銀はいつの間にか市場における存在感が大きくなりすぎた証左であります。