北朝鮮危機は本格化すると考える方が良い。
良かったと見る動きもあれば、また裏切られるのに・・・という危機感のない声がある。
実際の起こりうるリスクを考えてみよう。

トランプ大統領、金委員長会談で日経平均株価は500円上がった。
北朝鮮核弾頭は地政学リスクと言われ2017年トランプ就任で軍事行動可能性の否定が出来ない状況があったからだ。

北朝鮮リスクとはつまりは戦争だ。

 

米朝首脳会談での注目は「完全な非核化」
解決すれば米朝平和協定などリスクは限りなく小さくなる。


会談が失敗に終われば緊張は避けられない。


大陸弾道ミサイルは秋には完成に迫っていると言われ、これを米軍が攻撃すると言われている。

リスクは一転最大限まで膨らむ可能性がある。

しかし、懸念するのは「中途半端な米朝合意」
つまり米国に届くICBMミサイル開発中止にし、日本に届くノドンや保有する核兵器の曖昧になる決着。


最悪なのは「米国は日本の安全をないがしろにした」と不信感が生まれ、貿易摩擦の悪化、日米同盟の歪みが生まれる事。


これまではミサイル発射に驚いても時間をかけず日本の市場は回復した。

それは「日本を本当に攻撃すれば米国が報復する」という抑止力が働いていたから。


同盟が揺らぐと北朝鮮だけではなく、尖閣諸島や南シナ海をめぐって日本と対立するある国の指導者がチャンスを逃すはずがない。