最高の布陣で固めてきましたね。さすがです。
代表取締役 パナソニック財務責任者
副社長 交通局局長
不動産部 オリックス
経理部 関西電力
顧問 京阪神ビルディング会長
一番問われていたのは、財務です。
代表取締役でパナソニックの最高財務責任者。
勘違いしやすいのは税理士・公認会計士が財務が強いからそこにおけばいいとは違う。

企業会計とは戦略的且つ投資効果を練るだけではなく、決断が出来る人=未来予測に対して判断・実行が出来る人。
あくまで税理士・公認会計士のほとんどが、法務・税務上正しいのか?という判断が出来る人に過ぎないので、ここまでの大物を釣り上げるのは驚きました。

さらに副社長を現交通局長に据える事で現場の理解、議会対応なども可能になる。

部長級において経理部の関電は経営が潤沢で安定している企業は経理部にどこも豊富な人材及び予算を投じているので関電チョイスは秀逸。

不動産オリックスはネットワークもですが活用事例が豊富にある。
しかし、今回の人選において、一番の懸念はオリックスです。
M&Aにおいて彼らの特徴は自分たちにとってのメリットのみを最優先で動き、オリックスに還元する動きが、徹底されている。
ここだけはチェックをしておく必要がありますね。
でも、駆け引きが問われ生き馬の目を抜く世界ですからこれくらいでないと通じませんが。

何より一番は経営委員会の委員長が京阪神ビルディング会長。
地域の代表に毛が生えたような大阪市会議員のおっさんたちで1兆円規模の企業監視管理をしていたという大きな矛盾。

私は2年間質疑を見てきましたが、質問レベルの低さにこんな人たちが取締役会議に居たら一瞬で相手にされないのを目の当たりにしてきた。
実際にある一部上場企業の経営会議にあの人たち参加させたら、あんなに給料を貰っていいのか?私たちが発言する事が恥ずかしい事だったんだと気付くと思います(笑)



以下ニュース。
Osaka Metro=オオサカ メトロ)の初代社長に、パナソニック顧問で元専務の河井英明氏(63)が内定したと発表した。新会社は市が株式を100%保有するが、企業経営に精通した民間出身者をトップに起用することで財務面での安定化を図り、従業員の意識改革なども進める。

 

新会社はJRを除けば鉄道部門の収益が関西最大規模。民営化で経営は柔軟になり、不動産事業などへの展開を計画する

 

常務時代はコスト削減プロジェクトのまとめ役を務め、経費削減や生産性向上の取り組みを進めた。

 

「安定したキャッシュフローで新たな投資に回し、保有する資産を活用して収益性の向上に全力を尽くす」

 

利益相反にならないよう、鉄道事業者以外から新社長を人選

副社長は現在の市交通局長が就き、不動産部門にはオリックス、経理部門には関西電力