2020年東京オリンピックの影響でしょうか、世間では建築関係をはじめ仕事の急増とともに、労働力が足りないなどの声を聞くことが多々あります。
 
それは福山市においても同様です。一見すると商売繁盛で喜ばしいことのように思えるのですが、経営者仲間は口を揃えてこう言います。
「今は五輪バブルだから、正常ではない」
「忙しいが、儲からない」
「2020年以降を考えると不安しかない」
少子高齢化社会の到来が確実に労働人口にも余波として訪れているのかも知れません。これまでは潜在的な問題でしたが、いよいよ表面化し始めたようです。
 
 
これから、ますますこの「少子高齢化社会」をきっかけとした課題は表れてくるでしょう。しかし、少し目線を変えてみると、先述のとおり「少子高齢化社会がやってくる」という問題提起はかなり前から指摘されていました。
 
 
「備えあれば憂いなし」という言葉もあります。
未来予想をあやふやな想像ではなく、すでに示されている数値などを基にして、「将来はこうなると仮定すれば、いま自分は何を選択するべきか」と、来場者の皆さんが想いを巡らしながら考えていただける講演会となれば幸いです。