村上議長 :これより藤田暁 結婚特別委員会を開会いたします。
 
      直ちに会議を開きます。
 
 
 
      本日の会議録署名者を 丹野壮治君 守島正君 の御両君にお願いいたします。
 
 
 
      これより議事に入ります。
 
 
 
      日程第1「藤田暁君の新郎就任について」を議題といたします理。理事者の説明を求めます。
 



 
市位課長 :議長
 

 
村上議長 :市位課長
 

 
市位課長 :只今上程致しました「藤田暁君の新郎就任について」条例案に関してですが本市としては、
 
       現在空席となっております英美さんの生涯の伴侶として、大阪市会議員の藤田暁氏を推薦していましたが、英美さんの年齢も踏まえ「拙速すぎるので は?」「羨ましいだろ!」という声が、各方面からあがったため、議員提案で本結婚特別委員会を開き、審議することになった次第でございます。
 
 
 
      藤田氏におかれましては既に皆様ご承知の通り人格、  識見、マスクと、ファッションともに素晴らしい人物で
 
      あります。英美さんの伴侶として申し分のない人物ですので、議員各位におかれましては何卒よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
 

 
村上議長 :説明は以上であります。
 
      質問者の発言を許します。
 

 
守島議員 :議長1番
 

 
村上議長 :1番 守島正君
 

 
守島議員 :私は新郎就任予定者の同僚としてこれまで共に仕事をしてきた仲間であり、同級生でもあり 
 
      まして、共に仕事をおこなう機会も多く、その分 彼の仕事の能力や、職務遂行における姿勢の素晴らしさは重々承知しております。
 
 
 
      その一面、藤田さんは頑固なので困ることも多々あり、昨年末のW選挙においても、共に広報戦略の仕事をしましたが、広報物の作成方針で、あの橋下徹市長とガチンコでぶつかり、互いに折れず、周りをかなり冷や冷やさせた伝説を持つ逸材です。
 
 
 
       そのような熱い藤田さんの意思なので、相当の覚悟をもってこの委員会に臨んでいると思いますが、今回の議案に関しては、彼をリスペクトする気持 ちから賛成したいという想いはあるものの、藤田氏におきましては、いくつか本大阪市の条例に抵触する行動をとっているのでは?という疑念の声があがってい ますので、そこらへんを明らかにして賛否を決めたいと思います。
 

 
      まず、二人の出会いについて、また、英美さんの藤田さんに対する第一印象についてお教えください。
 

 
今井課長 :議長、藤田暁結婚委員会事務局 恋愛事情調査担当課長 今井です。
 

 
村上議長 :今井 恋愛事情調査担当課長。
 

 
今井課長 :お答え致します。恋愛事情調査課では藤田暁氏と英美さんの節度あるお付き合いを保証する目的で、平素より二人の馴れ初めから現在に至るまでの恋愛状況を調査・記録しています。
 
 
 
      出会いは、英美さんが学生時代に参加した、ALL関西教育フェスタという教育イベントで藤田さんが学生向けの講師をしたことが最初であり、その時の藤田さんに対する英美さんの印象は「怖い人」とあります。 
 
 
 
  その後、藤田さんと学生とが一緒に行ったディスカッションの際に「真面目でしっかりしている人だと」感じたと聞いております。
 
 
 
    また、後に、藤田さんが立ち上げたNPO法人を学生インターンとして英美さんが手伝うことで、急速に仲が良くなったと記録にあります。以上でございます。
 

 
守島議員 :議長
 

 
村上議長 :守島議員
 

 
守 島議員 :つまりこれは、最初に「怖い人」という印象を与え、恐怖感における緊張と、恋愛による気持ちの高ぶりを混同させる、所謂「吊り橋効果」を狙いつ つ、その後「真面目な人」という印象に切り替え、「ギャップ作用」も併用して狙うという高等テクニックを多分に駆使し、英美さんを口説き、
 
      自分の手伝いをさせるまでに成功したと言うことですね。
 

 
      手口は悪質極まりないですが、さすが、藤田さんとしか言えません。高島屋時代に磨いた「技のデパート」は未だ健在ということですね!
 
 
 
      まぁ、恋愛は自由ですので、とめられるものではないと分かってはいますが、されど、政治家が学生に手を掛けるとこの行為は、許されて良いものでしょうか? どちらから付き合うアプローチをしたのですか?
 

 
今井課長 :議長、藤田暁結婚委員会事務局 恋愛事情調査担当課長 今井です。
 

 
村上議長 :今井 恋愛事情調査担当課長。
 

 
今井課長 :お答え致します。藤田氏から交際の申し込みをしたと聞いております。
 

 
 また、先ほど委員より「技のデパート」とのご指摘がございましたが、藤田氏が以前勤めていた高島屋グループの経営理念は「いつも、人から。」であり、その理念に今尚、感銘を受けていることを藤田氏は日常より公言しております。
 
  また、同社のホームページには、『「人を信じ、人を愛し、人につくす」こころを大切にし、社会に貢献します。』とのメッセージが掲載されており、藤田氏か ら英美さんへのアプローチについても委員ご指摘のようにテクニックを駆使したという類のものではなく、真心で接していた結果だと外部有識者による検討委員 会においても結論づけられております。