鞆の浦コンベンション会議に行きました。
大変有意義な時間であったと同時に河村社長・佐藤専務をはじめ30人近い人に「村上君~」と挨拶して頂き、名刺交換すると全員から「あなたが村上栄二かぁ~」と言って頂き、更には遠巻きに「あれが村上栄二」と話し声が聞こえました。
種は芽になってきていると実感しました。



グスダボアローズ (国際イコモス会長)
万葉集から景色が変わらず雁木があり、楕円形の雁木は世界でもほとんどない、美しい存在である。漁港町は海で生きる危険と隣り合わせの生活から信仰心が強くなる。
地形もお寺と祠などうまく連動し、人の営みが機能している重要な財産となっている。

 

地元の人が気付いていない鞆の魅力
福山市民はあえて関わらない様な空気感がある。

・万葉の昔から今と同じようにたゆたい続けて来た水面を見て、ぼーっと出来る空間
・車を停めてから少々歩かなくてはならない不便さが21世紀の求めている利便性。
(車の騒音などに邪魔されずゆっくりできる。)
・古臭い、小汚い

 

が漂い、年輪と風格差を感じさせるお年寄りが座って話し込んでいる生活感(小奇麗で清潔なにおいのしない、若者の目立つ街並み)

鞆の浦で脆弱なモノは?

 

全てが弱く脆い、政府・民間・行政すべてが価値を感じていない事が問題。
鞆の価値を明瞭に定義されていない事が問題である。

 

法的な保護が必要である。

 

名所指定文化財指定など3つあるが定義を定めれば法的な保護を纏める事が出来る。

 

法的保護は法律を通せばよいだけではない。地元の理解と日本国政府を動かす必要がある。
研究によって何を守るのか?研究者・法律家が研究し合って守る必要がある。

 

地元の人間がどう守るのか?を一番意識して守らないといけない

 


文化財保護法

 

鞆は仙酔島の景色が名勝であるが港は入っていない。
国の重点景には入っていない。
典型的な棚田であり、商家・漁業などそれぞれ分かれており、ピタッと街のイメージが当てはまるものではない。

 

観光が第一ではなく、地元の人が理解して保存再生する事に価値が生まれる。








橋が無い大崎上島と愛媛県上島町は橋が無いところは人口が増えている。

 

三原は空港電車道路もあるけれど、人口は減っている。スモールビジネスを具現化させる事が必要ではないか?
確かにそうではあるが、実際にはそれだけの原因ではないはずです。

一つの事実を拡大解釈するのはリスクにしかならないので、どちらかの一方的な意見ではなく総合的見地にのって話を進めていかなければ、共産党と自民党などという様に話し合いでは解決できません。
そこに多数決で決める論理はない。
だからこそ、福山市市長選挙では、どうするのか?
という事を明示する市長が現れなければならないと私は考えます。

観光施策と住民生活の充実をどうクリアし、折衷案を出すのか?
難しい課題だと思います。