夕方は奥下さんが宮澤経済産業大臣と面会のお時間を作って下さいました。
「色んなところで名前を聴いているよ」大臣にそう言って貰えるのはなんだか感慨深いものがありました。
大臣の話はとても分かりやすく興味深いモノでした。



要点は2つ
1つ目は中小企業対策


日本の経済失策の背景から考える。
世界の変化に乗り遅れた。
当時、アメリカ2億5千万でEUもない中で、日本は1億2500万人だった。
日本は国内市場が西側諸国では一番大きなモノであった。
更に人件費が安い中で大量生産が合う時代だった。
しかし、現在はアメリカ3億人EU4億5千万、中国・インド・ASEANなどと世界地図は大きく変貌を遂げた。
現在は、希少価値が必要な少量生産方式を必要とする中小企業の力が必要。

現在は、日本全国の中小企業の成功事例を200近く集めたので、経済産業省HPを見れば成功事例集が見ることが出来る。見える化プロジェクトを推進している。


2つ目はエネルギー政策


エネルギー安全保障をどのように考えるのか?
エネルギー自給率は原発時期まで20%だったが事故後、6%にまでなっている。
現在、エネルギーは中東依存度が高く、ホルムズ海峡が80%LNG25%となっている。
中東のホルムズ海峡が機雷で封鎖された場合、仮に日本の備蓄は7か月しか持たないけど、日本は世界にエネルギー依存が高い中で国民の生活をどのように保証するのか?

さらに中部電力は電源の40%を中東エネルギーで賄っている。
トヨタをはじめとした車産業の集積地のストップは600万人の労働者問題となる。
日本で働く1割、危機的な状況を日本国民が如何に認識しているのか?

これは私も同意見です。
ここからは私の意見です。

中国は現実として、日本の海洋侵犯を含めて、中国は南シナ海で複数の岩礁を埋め立てて、急ピッチで軍事基地化を進めている。領有権をめぐってフィリピンやベトナムなどと争いがあるのに、既成事実化を図っていおります。
これには強力な軍事力を背景にしているから外交交渉が出来るのだ。
しかしながら、これから世界はTPPを進めていく上で、今の日本の在り方でどのように交渉するというのか?日本がズタボロにTPPで敗けてしまうのならば別に良いが、国益とは何か?改めて皆さんには深く考えて欲しいなと思います。