高野山女人堂から一番最初にあるお寺です。
それが巴陵院。





巴陵院は皇室のお寺で禁裏御所房と呼ばれ高野山内第一格式のお寺であり、
タクシー運転手さんからも「高野山の前官様とお話をさせて頂く事は大変貴重であり、前官様の中でも一番御人徳のあるお方が浦上前官様です」これまでも何度もお参りしてきましたが、皆さんが一様に言われます。
前官様92歳との対談はとても有意義なモノでした。

弘法太師様直筆の書


そして1000年以上前の経文。
普通に飾ってあります。

一番目の質問は出会い。
5年前の1月7日午後一番に皇室への御挨拶を終え、学士会館で初めてお会いしました。
東大の先生や様々な有識者の方が前官様に緊張されていたみたいですが、私は遅刻し、「ちわっす」
今考えると本当に失礼なやからだったと思います。

私は議員ではなくDC開発研究所所長という立場の方だと思っていたようだ。
話をした印象はどの分野でもある一定の見識を持ち、今の日本の世代代表としてぴか一であると感じた。

会談後、前官様から2人で少し話をしたいと言われて、「あなたに世界平和を作って頂きたい」
あの時は世の中が様々な事象に飲まれていて、どの分野にも傑人はいるが非常に稀に見る出会いだった。
研究的態度と常に何かを考えている。今の世の中にとって一番必要な要素を分かっている人でした。
現代の日本は対象に対してボヤっと物事を見て・考えている事に危惧している。

特に今回の安保法制の議論は戦中戦後経験している人間からすると戦争というものがどういったものか?わかっていない。
私の多くの仲間も学徒出陣で帰還する事が出来ない者がほとんどだった。
今の安保体制の議論は国家の体を成していない。
全くの見当違いの議論をしている。
お隣の国では14億人居るが海沿いで1億人程度が人並みの生活をしているが残り13億人がどのような生活をしているのか?あれで近代国家と言えるのか?
13億人を犠牲に出来る国家が横にあるという事を深く認識し、国防を考えるべきである。

世界平和とは普通に人が暮らせる世の中。
そして先生と呼ばれる人たちが薄給でも尊敬される存在である事。
今の時代はお金を稼げないと先生として尊敬されない状態にある事がとても不幸な世の中だ。