理事者の皆さん毎日夜遅くまでお疲れ様です。有難うございました。
私は引き続き最終日の8日もありますのでよろしくお願いします。



【質問要旨1】(国の先導的官民連携支援事業と調査検討業務に

ついて)




下水道事業における官民連携に関する取り組みについて問う。


地域を活性化させ、国の成長戦略を推進するには、社会資本の

整備や維持管理・更新について、官民連携により民間の知恵と

資金を積極的に活用して、より戦略的かつ効率的に進めていく

ことが重要となる。


昨年度、建設局においては、国の補助制度である先導的官民連携支援事業を活用し、調査検討を行ったと聞いている。


そこでまず、国の先導的官民連携支援事業とは、どういう目的、内容の補助制度なのか。


また、その補助制度を活用して、昨年度、行われた調査検討の概要について聞きたい。

【答弁要旨1】




本事業は、先導的な官民連携事業の案件形成の促進を図ることを目的に、平成23年度に創設された国土交通省所管の補助事業制度である。




その事業内容としては、公共施設等の運営・維持管理等について、PFIなどの官民連携事業の導入に向けた検討を行う地方公共団体等に対して、その検討に係る費用を全額、国が補助するものである。




平成25年度に、この制度を活用して、現在、港湾局が所管し、協定に基づき建設局が維持管理を実施している舞洲地区をモデル地区とし、下水道管路の維持管理を、現在の発生対応型から、長寿命化やアセットマネジメントに資する予防保全型へ移行する場合の効果や、この地区の包括的民間委託の事業効果などについて調査検討を実施した。


【質問要旨2】(調査検討業務の結果について)



舞洲地区の下水道管は港湾局が所管し、協定に基づき建設局が

発生対応型の維持管理を実施していましたが、


その結果として発生対応型と言える壊れたら直すやり方でした。建設局であれば10年に一回のチェックをするのですが、それらのチェックがこの地区では長くて20年短くて8年一切行われてきませんでした。
特段問題はなかったようですが、今後、そういった事を計画的に進めないとならない事は自明の理です。
予防保全型と言われる長寿命化でアセットマネジメント方式で進めると言う事は明確な基準や手順そしてルールを作ると言う事であり、民間も入りやすくなる。


こういった取り組みをしっかりと反映して、これから高度経済成長時代に作った大量の排水管の管理に対して早急に備えたいと言う政府の方針であると思います。


では今回の先導的官民連携支援事業と検討調査業務において、

下水道管路の維持管理手法や、包括的民間委託の事業効果を調査検討したとのことだが、その検討結果はどうであったか。


【答弁要旨2】




下水道管路の維持管理手法に関しては、発生対応型と比較し、予防保全型の維持管理を実施した場合、効率化やコスト削減が期待できることが分かった。




また、管路の包括的民間委託の事業効果に関しては、舞洲地区、排水面積220ha、管路延長 約23㎞の維持管理のみの委託では事業効果が乏しく、委託対象地区を既成市街地を広く取り込み、かつ委託業務の内容も調査点検のみでなく改築・修繕も一体とすることで効率化が図られるとともに、包括的民間委託の事業効果が高まることを確認することができた。