経営理念とは企業内のあらゆる意思決定や行動規範となるもの。
経営理念の幾つかの代表的な例として5つ共通例がある。


1:高い倫理規範の維持


自分たちが正しい事が出来ていると自信を持てるのでやる気にあふれ、仕事の効率が上がる。どうすればいいか迷った時に倫理規範が頼りになる。
優秀な人ほど信頼できる仲間を求め、疑わしい経営者を避け、高い倫理に理想を掲げる会社に魅力を感じる。

高い理想をもっとはっきりと経営理念に織り込むべきである。


2:事実に基づく意思決定


「誰が正しい」ではなく「何が正しい」を持つ。

個人の主観に振り回されて道を見失うような企業ではない。

事実第一主義がすみずみまで浸透し積極的に活用されるなら、事業経営に大いなる威力を発揮するはずだ。どんな効果が期待できるか?

・意思決定の質が上がる。

・高い柔軟性が備わる。

・モラルが高まる。


3:外部環境への適応と変化


地球の急激な気候変動や他の動植物との生存競争に直面した恐竜は、環境に対応できなかった。死滅したのは生き残りに必要なスピードで環境変化に対応できなかった企業なのだ。



4:実績に基づく評価



優れた企業は社員を行動や成果によって評価する事を原則として、個人の資質や能力にによる評価を慎む。

経験的に「明日の姿は、今日示されている」つまり、将来の姿を最もよく示すのはその人の過去の実績なのだ。しかし、採用した後はその人のやった事を評価の対象とし、報酬や昇進の基準とする事。



5:スピード重視の経営


競争に長けた経営者の特徴は?



・時間を無駄にせず、素早く行動する。時間を最も貴重な経営資源と捉える。

・情熱的である。部下よりも熱心で手際がいい。

・迷いがない。事実を集めたらズバッと決断する。

・機会を逃さず活用する。短所を直す事より長所を伸ばす。

・問題を探し出して直面する。時間が経つほど問題対処は困難

・人事をめぐる困難な決断にも尻込みをしない。

・シャアを拡大し利益を上げる事に全力投球する。