1:電子カルテ統一化(情報共有ハイウェイ)


医療電子カルテはベンダーに個人情報を人質にとられている状態にある。電子システムの共通化ではなく情報共有を図るものである。しかしながら単に情報共有で終わらせるのではなく、今後、電子カルテは無数に必要となってくる医療アプリを乗せる航空母艦になる。これまでは航空母艦が分裂し、互換性が無かったために、医療業界の合理化が遅れている面が少なからずある。

いずれ医療アプリと医療ロボットは同期化され、大きな産業に成長する可能性も秘める。


これまでもリウマチや病気症状一つをとっても何度も検診し、検診費用は同じ結果でも料金が必要となる。どの病院でも医療カルテを見る仕組みは医療改革に必要な事


2:医療コンパクトシティ


伊勢丹撤退を含めて、鉄道の駅ビルや市営地下鉄の民営化に伴い、駅ビル地上に保育や医療などの近隣住民(車に乗られない高齢世代)を集め、生活の利便性を高める街づくり。とくに過疎化対策にも有効。


3:医療ロボットと模擬実験病院


ドクターを育成する目的での実験施設は大学病院になる。しかし、医療機器を開発する目的での模擬実験施設は日本にない。(海外ではアメリカを筆頭に広がり始めた)今後、大阪での医療産業のすそ野を広げるには、模擬実験施設病院が必要。(たとえば、医療ロボットの場合、豚などを使って模擬手術し、ロボットの精度を上げていく。地下には豚の手術後観察施設が必要など)


4:細胞医療の先端基地(細胞培養センター)


「幹」細胞の培養などの学術系細胞培養は大学系が担うとしても、通常医療で需要が高まりつつある「免疫」細胞(樹状細胞含)の培養施設が少ない(規模が小さくコストが高い)例えば北区グランフロント内に培養センターを作り、医療インバウンドの起爆剤として役立ててはどうか?
淀キリがグランフロントで運営しているが、検診では海外から来ない。細胞培養センターで免疫細胞の培養センターで使える。癌のステージ4でも治療効果があると言われている。

大阪大学は治験と臨床があり、研究は治験で日本一の実績を残している。栃木県に癌で重粒子線治療が面白い取り組みもあるが、リスクは高いし患者負担も重い。免疫治療だと自分の細胞を培養してもう一度入れるのでより安全になる。

免疫は司令官の細胞と兵隊の細胞があり、司令官を樹状細胞で軍隊が免疫となる。ガンといっても自分の細胞として理解して攻撃したらいけない細胞であると勘違いする。
外で培養して、癌は敵だと分かっている樹状細胞を創って入れる事で治療する。


5:海外医療資格者の活用



いくら医療インバウンドを叫んでも、海外富裕層はなかなか増えない。その原因の一つは現場での海外富裕層患者と日本の医療従事者との母国語の違い。一般通訳では医療用語の誤伝達が怖い。海外の富裕層患者には、母国語を共通とする医療資格者に接遇させる必要がある。


6:医療資格者間の調整



医療財政の破たん回避には医療資格者の職域の若干調整、あるいは若干の柔軟化する事が効果を表すのではないか?と予測される。例えば、ドクター処方箋と薬剤師のバイタルチェックの関係など、これはこれまでの監督官庁の通達を若干手直しした程度のモノを条例で明確化すれば足りるものもあると思われる。













大病院がある福島区・淀川区・東淀川区・都島区・北区は大病院があります。この大病院をどのように連携し新北大阪特別区のマニフェストに出来るように私なりに動き、資料に纏めました。