「天王寺」に収蔵機能集約 2美術館併存 正式決定へ 大阪市検討会が報告書
橋下市長はエビデンスが明確になり、整合性が合えば方針転換を行うこういった姿勢が説明できる政治であると思います。
説明が出来ない伝統と文化という言葉で誤魔化してはならない時代に入りました
大阪市立美術館(大阪市天王寺区)の存廃問題に関する市の検討会は30日、市立美術館に東洋美術を集め、同市北区中之島に建設予定の新美術館には近現代美術を展示する「2館併存」を盛り込んだ報告書をまとめた。収蔵庫を新設する市立美術館に、両美術館コレクションの大半の保管を集約することも提案した。報告書を踏まえ、市は、当初検討した市立美術館を廃止して新美術館に統合する案を撤回し、2館併存を正式決定する。 検討会メンバーの上山信一・府市特別顧問ら2人が市役所で記者会見した。
報告書では、老朽化が進む市立美術館について耐震改修工事を実施し、収蔵庫を新設する。さらに、カフェやレストランを備えた別棟を建て、隣接する日本庭園「慶沢園」と合わせて魅力を高める。
一方、建設予定地が川に挟まれた中州で、水害の危険性が心配される新美術館については、収蔵品の一部を市立美術館の新収蔵庫に移転する。余ったスペースにカフェなどを設け、集客力を高める狙いだ。
検討会は統合案と併存案のコストも試算した。市立美術館を廃館にして新美術館に統合した場合は226億円かかるが、併存案なら198億円で済むという。「併存させた方が、低コストで充実したサービスが提供できる」と話していました
大切な事は大阪市の理屈で試算をするのではなく、第三者機関の理屈をしっかりと見出す事が必要ですね