Eiji Murakami's BLOG
私たち1期生は民間の感覚を持って、行政に入ってきました。

議会にはこれまでの議員の出来ない理由探しのマインドと出来る方法を考えてきた私たちとで価値観も感覚も大きな違いがあります。


都構想の3つの要素


1:「集権化=広域戦略、都市戦略の権限集約で都知事一本化」

具体:関西空港鉄道高速化、淀川左岸線建設整備など

都に予算・権限・組織を一元化し、政策遂行可能となり、各種外郭団体・研究所・大学・公共施設の二重行政の解消できるという事となる。


2:「分権化=東京特別区より強い中核市並みの権限を与える」

具体:各区に教育委員会・保健所・公選区長に議会の2元代表制を与えて、より住民に密着した政治行政を進めるという事


3:「民営化=小さな政府の実現」

具体:水道・ゴミ処理・市営地下鉄・市営バスなどを民間に任せる事で現在267万人に対して300万人想定していた大阪市行政が持つ過剰設備を処分し土地を有効活用しようというモノも含まれます。


究極の狙いは「大阪都市再生・関西経済の復権」です。

削減した効果で成長戦略や雇用対策に充てるとなっておりますが、現在、他会派は効果額の観点から足を引っ張ろうとしています。


そもそもの無駄の排出を続けてきた議会責任をまったく果たさず、自分たちのツケを橋下市長が拭くにも関わらず文句ばかりを言うのだからどうしょうもない。出来ない理由を挙げる議会と出来る理由を模索する民間感覚との隔たりは議会の中でも価値観がまったく違いますね。