Eiji Murakami's BLOG

元議長2名や様々な役職でしかも各会派もエース級の人たちが揃うところでの質疑はとても勉強になりました。

特に公明党の辻先生の質疑は数字もあり、起承転結、そして気持ちを込めて話されていて、自分自身の未熟さを痛感しました。

まだまだ努力が足りなさすぎる・・・。


(まとめ)

・橋下市長の指揮権の下で、どんどん行政区に権限も予算も下しており、大きな改革に踏み切っている。私は全区長のところへヒアリングに行ったが、特に行政経験区長の立場から見ると、大きく変わっていることを皆さん実感していた。

・そして、水道統合事業がわかり易いが、大阪府各市町村のエゴにより一体経営する方がコストに関して必ずメリットが見込めたとしても、自己水など独自資産を持つ自治体はそれを譲渡することなく進んでいる。

・地下鉄・病院・公共施設など、様々なところで自治体のエゴによる不経済は発生しており、自治体間調整のジレンマは今後も必ず付きまとうと考えられる。

・そのために経営的な観点が強い事業においては、広域化や民営化を進める方針の方が自治体間連携や政策調整協議会よりも効率的に投資・運営されるものと考えている。

・今回の答申で、大都市制度のあり方として「二重行政の解消」と「都市内分権による住民自治の強化」が求められていると感じる。

・しかしながら、「現行の指定都市の枠内での制度の見直し」の中では、都市内分権における決定的な方策である区長の公選制の議論を先送りするなど、今の大阪市における課題をすべて解決できるとは思えない。

・大阪市は、他の政令市に比べても巨大化が進んでおり、思い切った都市内分権を進める必要がある。

・我が会派としては、中核市並みの権限を持つとして議論を進めている大都市特区法による特別区設置が、大阪市の大都市制度改革にふさわしいと考えている。

・今回の地制調の答申の特別区設置の留意点も、よりよい改革となるための指摘事項。

・今回の地制調答申の趣旨も踏まえながら、大阪での改革を進めていきたい。