Eiji Murakami's BLOG

Q3

講師の確保に努めているのはわかったが、そもそも中学校の理科教員は絶対数が少ないとも聞いております。今年度末に退職する方々には、まだまだ活躍していただきたいと考えるが、退職者については、どのように活用されているか。また、理科教員について、定年を延長するなどの方策を取ることはできないのか。




(教職員人事担当)

・教員は、一般行政職員と同様に、国の定年を基準として、府条例で60歳を定年と定められている。

・年金の支給開始年齢の引き上げに伴い、国において定年制延長の問題が議論されてきたが、現在、定年延長については当面見送られ、定年退職者に対しては、フルタイム再任用を希望する場合、採用を義務付ける方針が出され、今後は、この方針を踏まえた具体的な法制化が検討されている。

・本市中学校においても、定年退職教員の再任用フルタイムでの採用をすすめており、今年度末も、理科で2名の新規採用を行っている。

Q4

府条例と国の法制化問題もあるが、理科教員の課題は今後大きな課題となります。

大阪市の今後の問題をしっかりと見つめ直し、府と国に対してしっかりと要望を願います。

ところで、理科の実験・観察の授業は、1か月のコマ数のうちどれくらい行われていますか。

また、教員が設備不足によって備品を自腹で購入しているという現実はありますか。

(中学校教育担当)

・平成24年度の全国学力・学習状況調査の中学校学校質問紙調査において、「第3学年の生徒に対する理科の授業において、前年度に、理科室で実験や観察をする授業を1クラス当たりどの程度行いましたか。」という質問に対して、「週1回以上」と回答しているのは、9.7%、「月1回以上」は62.7%、「学期に1回以上」は、27.6%であった。

・また、備品については、具体的には聞いておりませんが、通常は校費で対応することになっております。