Eiji Murakami's BLOG
武論尊さん講演の満月会おかげさまで今回も70名を超える参加有難うございます。

25日13時より理科教員補正予算に対して質疑を行います。

Q1 (学校教育ICT活用事業)

「学校教育ICT活用事業」については、各モデル校への機器の整備等がスタートしたと聞いているが、実施業者はこの事業にどのように関わっているのか。また、実施業者の選定方法等についてお伺いしたい。



A1 (答弁予定者:阪口教育センター首席指導主事)



・「学校教育ICT活用事業」の入札については、公募型プロポーザルによる入札を実施した。この事業の主たる目的は、モデル校を設定し2年間の実証研究を行い、全市で展開するための「大阪市スタンダードモデル」を作成することである。

・そのため、タブレットPCやICT支援員等のICT環境を整備するだけでなく、教員への研修や機器の活用状況の調査の実施など多岐に渡り、実施業者は複数の企業が統合して本事業に関わっている。

・したがって、実施業者の選定は、国の「フューチャースクール事業」と同様な公募型プロポーザルで実施した。

・なお、公募型プロポーザルに先だって、仕様書作成にあたっては、その精度を高めるため、宇宙技術やコンピューターなどの先端技術系の入札で取り入れられる、専門的な事業者から意見を求める「意見招請」も実施した。

・選定については、国のフューチャースクール推進事業にも関わった大学教授、弁護士、公認会計士、PTA関係者など5名からなる実施事業者検討会議により行った。









Q2 (学校教育ICT活用事業)

入札制度の在り方については、わかった。

しかしながら私が懸念しているのはある病院は当初IT化を15億円で進めたところリース期間満了時次回更新は51億円になったなど、データを人質にしてベンダーの言いなりになっているという話も聞くのでしっかりと行政の意図を押さえつつ、将来のシステム改修や施設更新も視野に入れてコストは抑える話が出来るマネジメント体制も視野に入れて取り組んでいくようにお願いする。

今の子どもたちの状況を見ていると、自分で学習する習慣が十分に育っていないように思います。自分が興味を持ったゲームなら何時間でも続けられるのに、勉強となると、一定の時間座ってしっかり学習に取り組むことができない。また、自分の意見や考えを述べたり、周りの友達の意見をまとめて一つのものを作りあげたりする

ことも、苦手であるように感じている。

「教育振興基本計画」の改訂素案によると、本市では学校教育に最新のICTを取り入れ、個別学習や協働学習に取り組むとなっているが、今の子どもたちに見られるこのような教育課題の解決につながるものか伺いたい。



A2(答弁予定者:阪口教育センター首席指導主事)

・学校教育ICT活用事業では、子どもたちが自主的に自分のペースで学習を進められるよう、つまずいたときに適切なヒントを与えてくれたり、間違った問題を繰り返し学習できたりするような学習コンテンツの導入を計画している。

・また、タブレットPCのカメラ機能やプレゼンテーションソフトを使うことで、子どもたちが試行錯誤しながら説明資料を作成するような学習がより効果的に行われるようになり、互いの考え方や表現方法を共有し合い、思考力や表現力を高めることにつながる。

・このように、ICTを効果的に教育活動に活用することにより、子どもたちの学習への興味や関心を高めたり、仲間と協働して一つのものを作り上げたりする力の育成を図ることが可能になる。

・また、ICTを効果的に活用することにより生み出された時間を有効に使い、これまで以上に子どもたちに丁寧に関わったり、子どもたちが自分の意見を発表したり、互いに意見を交換し合う等の活動を取り入れた授業づくりを進めることが可能になる。

・さらにICTを授業の中で活用するためには、何よりも指導する教員自身の指導力・授業力が求められる。教員自身が、どのようなICT教材を、授業のどの場面で、どのように使うことが効果的であるのかを見極め、授業をしっかりデザインすることが必要であり、そのことが教員の指導力・授業力の向上へもつながる。