今回の桜宮高校受験問題を見つめ直したいと思います。
市教育委員会は以下の様に判断しました。
1:体育系学科定員120名は普通科に切り替える
2:体育系学科の募集を完全に取りやめる
3:体育系学科の入試を中止し、他校の体育系学科定員数を増やす
4:従来通りの入試を実施するの4案で検討しました。
当初、教育委員会は1案と4案で示しました。
同校生徒のアンケート結果で普通の生徒や他の部活動でも体罰が行われてきた事が分かり、委員は次第に入試中止に傾きました。
その結果、入試科目や配点が体育学科が同じで運動能力・技能の科目も盛り込まれているカリキュラムもスポーツが重視されている1案で纏まった。
橋下市長は「教育的な視点から素晴らしい判断をしてくれた」と絶賛しました。市教育委員会は「当初の市長の意見よりもかなり生徒側に立った結果になったはずだ」と言っています。
しかし、同時に教育委員会はとんでもない墓穴を掘った発言をしています。
まぁ、教育委員会ではなく教育委員会事務局の人間ですけどね
「議論のよりどころになるデータを市長側から提供されている以上、結論は必然的に市長側の影響を受ける」この発言の意図を理解して話しているのでしょうか?
自分たちは教育委員会事務局だとして、画一的な情報しか議会や市長に出さず、コントロールしているという事を自分たちで吠えたのと一緒です。
1月25日の質疑 で私は以下の様に話しています。
「情報を出さない方が問題はおおごとにならずに、組織にとって得だと判断すれば、情報を隠すことができます。
経済学でいう「情報の非対称性」が存在します。
情報をどこまで出すのか?は教育委員会事務局が判断します。」
自分たちが普段しているから内情を良く知っているのでしょう。
この発言した人を炙り出してみようかな。