Eiji Murakami's BLOG

私たちは年収1000万円以上頂いている議員です。質疑の精度をあげないと本当に無駄銭です。仕事をした気にならない事。


Q4


校務支援ICT活用事業の実施により、教員の負担軽減が図られることは分かったが、先ほどの中間報告においても、校長及び教頭といった管理職の仕事は多岐にわたっており、6年前に比較して家庭や社会から求められる仕事は増え、かなり多忙化していると思う。



家庭からも様々な要求がなされていると聞いているが、学校における管理職の業務の実態とその軽減方策について、見解を問う。


A4

  とりわけ教頭の業務については、多種多様な業務を担っており、

   教頭に集中する傾向がある。



これまで、その軽減のために「学校園の文書事務の簡素化」「教職員業務の明確化」「保護者等との対応の手引書の作成」「学校運営体制の改善」に取り組んできたところである。



今後も本来の教育にあてる時間を確保するために、事務の効率化・校務の軽減を進めていく。

Q5

特に管理職の業務は対応が多く、先の中間報告でもあるが、とりわけ教頭が非常に忙しい状態にあるとよく聞くところである。



あらためて校長と教頭の役割分担を見直したとしても、今の管理職の体制では限界があるのではないか。



そういったなか、来年度には、新たな取り組みとして副校長のモデル設置をするとのことだが、副校長の設置により組織マネジメント体制の強化が図れると言うが、そもそも副校長とはどのような存在になるのか?



 また、モデル校については、小学校10校程度、中学校5校程度を教育委員会において課題に応じて選定するとのことだが、モデルとはいえ、学校にとって意義のある設置でなければならず、教育委員会では、副校長の人選やモデル校の選定についてどのような考えをもっているのか? 


A5

副校長とは、校長の補佐である教頭の役割を担うことができる上、校長の有する権限のうち、校長から任された範囲で校務の一部を自らの権限で処理することができる職である。



副校長のモデル設置については、学校現場が抱える課題が様々ある中で、その中でも副校長を設置することで効果的に課題解決が図られると思われるものを学校側から提案してもらい、教育委員会がそれを選定する予定である。



副校長が課題を受け持つ結果、これまでその課題に対応してきた教頭の多忙化が解消され、その分教頭はより教育活動に専念したり、若手教員の指導に力を入れたりすることができるようになり、管理職の適正な役割分担が図られ、組織体制が強化されることが期待される。



副校長については、人選にあたっては庁内公募を活用し、モデル設置校の選定にあたっては、できるだけ様々なパターンの副校長を設置して、効果を検証していきたい。


Q6

次に副校長のモデル設置にかかる経費負担について質問する。

副校長は学校教育法で規定されている職であり、小中学校は義務教育であることから、モデル設置とはいえ、本来は府費負担によるべきものであると考えるが、教育委員会としてはこの点についてどう考えているか。

A6

副校長の府費負担について、現在、大阪府教育委員会と話を進めているところであり、府費で副校長を設置できるよう、引き続き大阪府教育委員会調整していく。



要望:

今回は大阪市が府内で先行して取り組むものなので、難しい面もあろうかとは思うが、今後も副校長の府費での設置について、大阪府教育委員会と話を進めていってほしい。



どんなに優秀な校長や教頭であっても、忙しさの中に埋没してしまえば、その持てる力を発揮できなくなってしまうことは十分にあり得る。

副校長のモデル設置については、その効果をきちんと検証して、管理職がリーダーとしての力を発揮できる体制を築いてほしいと考える。







課題と提案を出す、批判や概要ばかりを聴いたり感想の質疑を無くしたい!!