Eiji Murakami's BLOG

(質問要旨 3)

 法人からは、「延長保育の補助金は、利用人数により受給金額に差異が生じるという認識が無く、11時間以上の延長保育を実施していれば補助金が受給でき、月報はその確認程度の意識しかなかった旨申し出があった。」とのことであるが、両園の経営年数はそれぞれどれくらいあるのか。

 また、こども青少年局からは、「補助金精算の際には、所定様式の記載内容として不備が無かったことから、法人が提出した内容でもって補助金を認定していた。」と説明されているが、そうなると今後もこういった不正は簡単にまかり通るのではないかと危惧されますが、実際にはどうなんでしょうか。

 さらに、こうした現状を踏まえて、「今後、補助金制度の理解を徹底する必要があり、施設内の担当者の交代等で事務が正確に引き継がれていないこと等も考慮し、機会あるごとに趣旨の周知徹底を図る所存である。」とされているが、保育所を運営する法人の理事会自体がしっかりと受け継いでおらず5年前から補助金が単純に倍増している事に不信感を持たない、是正しないこの経営が問題である思いますが、他の保育所でもこのような会計や理事会がまかり通るのでしょうか。




(答弁要旨 3)

 きのみ保育園は、昭和5241日に認可し、現在まで35、きのみむすび保育園は、平成841日に認可し、現在まで16それぞれ保育所を運営されている。

 こども青少年局としては、こうした請求誤りは、他の事業者でも起こりうる可能性があることから、今回の監査でご指摘いただいている点及び適正な事務の執行について、本年618日付で、すべての施設長に文書で周知いたしました。

 さらに毎年の補助金申請受付時や施設長会において民間保育所の施設長及び事務担当者に対して、直接、周知徹底を図ってまいります。

 また、本年7月から、毎年、数ヵ所の事業所を抽出し、事業所内に立ち入り、保管されている関係書類を照合するなど緊張感のある関係を構築し、適正な事務の執行について確認を徹底してまいります。


(質問要旨 4)



園は長年経営し、しかも代表者も見識のある方だと聞くが、このような杜撰な団体への事務の適正化徹底した改善を求めます。

 そのため、本来は書類の審査だけでなく、現地へ行って実態を調査することが望まれる。

 市内の民間保育所の数は263施設に及び、全てチェックするのは大変かもしれないが、現地調査を行い、市役所に提出される調書が正しく記載されているかどうか、現場に備え付けられている日誌等の根拠資料と照合するなど、より積極的に取り組んでもらいたいと思うがどうか、お聞きする。

(答弁要旨 4)

 こども青少年局としては、既に、すべての民間保育所施設長に対し、文書で監査指摘の内容及び適正な事務の執行方法について、注意喚起を行ったところである。

 今後、毎年定期的に、抽出による民間保育所の現場調査を行うこととし、保管されている関係調書の照合なども行うなど、事務の適正化を図っていく。