2016年4月14日、21時26分。M6.5、 熊本県益城町で震度7。

2016年4月16日、深夜1時25分。M 7.3。熊本県益城町、

西原村で震度7。

熊本県と大分県を中心に大きな被害が出た熊本地震が発生

しました。その後も震度6弱の地震が起こるなど、活発な

地震活動がしばらく続きました。この地震では関連死も

含め276人の方が亡くなられています。

地震で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。


何回か投稿していますが、熊本地震直後に、NHKラジオ第一で

放送された「らじらーサンデー!」に熊本の女子高生から

メールが届き、パーソナリティのオリエンタルラジオの

お二人が紹介していました。今でもすごく印象に残っています。


熊本県、16歳、P.N.ももかさん

高校2年生の女子です。
私は熊本県に住んでいます。
私は熊本地震に遭いました。

前震がきた時は小さい地震から大きい揺れだったので、

とてもびっくりして、地震とかが収まっても自分の体が

震えずっと地震が続いてる感じがしました。

その地震が収まってから、家族で家の外に避難し1時間

くらい外にいました。友達と電話を取り合ったりして、

本当にパニック状態でした。

その日の夜は余震が続いていて、心と体が興奮し午前3時頃

まで寝れませんでした。そして夜が明けて、余震が続く中、

お昼頃にその前震で荒らされた自分の部屋を掃除したり

していました。
そして午後11時ぐらいに、少しの不安を抱えながら寝ました。
すると午前1時頃に、前震よりもとても長く激しい本震に

遭いました。
震度は前震の方が大きかったけど、

本震の方が自分的にはとても揺れが大きく感じ、とても

恐怖でした。

停電が起きて、すぐさま懐中電灯を持って外に避難し、

車で避難所に行きました。
避難所では朝まで過ごしとても不安な夜でした。
電気は復活したものの、断水は続いており、当たり前の

ことが当たり前にできない日を過ごすこととなりました。
そして今、17日を迎えています。

いつまでこのような日々が続くのか分からないし、当たり前の

ことがそれがこんなにも大変なことなんだと気づかされました。
今では水の一滴一滴も大切なもので、ごはんの一粒一粒も

大切なものです。
熊本以外の都道府県からの支援とても感謝の気持ちで

いっぱいです。

被災者となった実感はないけれど、

自分の命を大切にしながら生きていこうと思いました。

早く復興してほしい。

NHkラジオ第一「らじらーサンデー!」
(2016年4月17日放送)より

パーソナリティ オリエンタルラジオ(中田敦彦さん、藤森慎吾さん)
アシスタント 中元日芽香さん(乃木坂46)
ゲスト 衛藤美彩さん(乃木坂46)



高校生という多感な時期を過ごしている女の子が体験した

恐怖の瞬間。内容のリアルさが心にグサッと刺さる感じが

して、ラジオ番組を聞いていて、涙が流れました。
勇気を振り絞って体験を語ってくれたことにありがとうという気持ちで

いっぱいになりました。それと同時に、ラジオの前では

心配しているリスナーがたくさんいるということを、

改めて感じることができ、僕にできることで協力したいと

感じました。








2024年、みんなと共に。