2021年秋クール日本テレビ系列にてオンエアされていた水曜ドラマ
「恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~」
ドラマで見えた弱視の世界を、弱視である私の体験を織り交ぜ
ながらご紹介します。
(16) 視覚障害者の仕事
ドラマの第4話で弱視のユキコがバーガーショップでアルバイト
を始めますが、上手くいかず失敗してしまいます。
▼会社側にとってどのような仕事を任せていいのか悩ましい
問題ですが、担当する上司とよく話し合いを行い、ハンディ
キャップについて社内、部署内で共有したうえで、サポート
すべき部分はチームで対応するなど業務をする上での工夫は
必要です。社員のハンディキャップに対して、職場の理解が
大事だと思います。
▼ハンディキャップに合わせた 職場環境整備
私の就職先では 業務に支障が出ないように環境整備を調整して
いただきました。私の業務は経理事務を中心に事務一般を担当
していました。
①上司と家電量販店に行き大きな表示画面がついた 12桁表示の
電卓を購入しました。
②各デスクにはPHS が貸与されるのですが、画面やテンキーの
扱いにくさを考慮して固定電話にしていただきました。これで
外線電話の取り次ぎも安心です。
③入社当時、 使っていたパソコンのディスプレイの大きさは
15インチでした。 さすがにこの大きさでは見づらいだろうと、
本部と調整をした結果、 19インチのディスプレイをリースして
いただくことになりました。
19インチのディスプレイ
(会社の経費)
④デスクに置くタイプの拡大読書器を使っていました。
私の場合、 直属の上司が 働きやすい環境を整えるよう 調整を
して頂いていました。
会社で使っていた拡大読書器