2001年秋クール日本テレビ系列にてオンエアされていた水曜ドラマ
「恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~」
ドラマで見えた弱視の世界を、弱視である私の体験を織り交ぜ
ながらご紹介します。
(15) 交通弱者用押しボタン
ドラマの第4話では信号待ちをしている黒川にユキコの盲学校の
同級生、青野がぶつかる。
道路幅が広い都市部の信号機に白い押しボタンがあることが
あります。これが「交通弱者用押しボタン」と言います。押し
ボタンの位置がわかるように音が鳴っています( ドラマの動画に
音が収録されています)。
横断歩道を渡りきれないと感じた時にこのボタンを押すと、
横断歩道の青信号の時間が少し長めになります。
「交通弱者用押しボタン」からププッ、ププッ、と音が出てい
ます。 ボタンを押すと別の音が鳴り青信号をお知らせしてくれ
ます。
▼音響式信号機(音の出る信号機)
主に鳥の鳴き声で青信号をお知らせする信号機を言います。
道路の方向により、鳴き声が異なるというもので、「カッコー」
(東西、または主道路横断用)と「ピヨピヨ」(南北、または
従道路横断用)で音を分けています。
広島県内において 音の出る信号機は 319カ所に設置してあります。
▼エスコートゾーン
横断歩道に設置してある,視覚障害者が横断方向の手がかりと
する突起形状の道路横断帯のこと。
広島市内ではあまり見ることができませんが、東広島市では
西条駅前など 東広島市中心部の横断歩道に敷設してあります。