夢の実現へのハードル。 | むらじの育児日記

全く私的なところではありますが、あまりにも衝撃が大きいので書かせて頂きます。



本日インターネットのニュースを眺めていたところ、とてもショックな記事が目に飛び込んできました。



 民主党政権が導入する新たな教員養成制度の概要が分かった。大学院修士課程(2年)の修了を教員免許取得の条件とし、養成課程は計6年に延長。教育現場で実習する総時間を現行の2~4週間から1年程度に増やす。また、10年程度の現場経験を積んだすべての教員が、大学院などで1年程度研修を受け「専門免許状」を取得することを事実上義務化する。早ければ11年にも関連法案を成立させ、新制度に移行する。


(以上、Yahoo!ニュースから引用・抜粋)


要するに、教員になるためには、大学院の修了が必要となるってことです。


現在では大学の学部(4年間)が要件となっており、教育学部でなくとも数多くの大学で教員免許の取得が可能となっています。私も大学卒業時点で、高校の教員免許を取得しました。



上記のニュースの内容が実現するとなると、私は気が気ではありません。



このブログの紹介文にも書いてあるのですが、不肖むらじ、小学校の教員を目指しています。現在免許を持っていないので、来春頃から通信制の大学に編入して、資格取得を目論んでいるところなのです。


予定している通信制の大学のカリキュラムは、最短で2年。来年度・平成10年~11年にかけて勉強し、教員採用試験に臨むつもりです。


平成11年度に法案が成立し、仮に次年度から施行されてしまうと、私のチャンスは1回きりとなるのです。平成11年夏に行われる、平成12年度春の採用分の試験。


これに失敗すれば、試験を受けるチャンスすら無くなってしまうのです。年齢や経済力を考慮すると、そこから更に2年間の大学院は事実上不可能です。



本当に寝耳に水。

一体、どういうつもりなのでしょうか?


6年間の教育期間といえば、形は違えど医学部と類似しています。教員を医師と同等の存在とさせるのでしょうかね。いくらなんでも、それはおかしいでしょ。


大学院修了を条件とするならば、日本の教員志望者は激減することが簡単に想像出来ます。専門的教育を受けているということは、教員の質の向上を考えれば称賛に値するかも知れません。しかし、年々教員の数が減っていくことで、負担の増大と授業の質の低下も考えられます。現在120人の子ども達を3~4人の先生が担任していても、十分に対応しきれていないのに、120人を2人ないし1人で対応するとなったらどうなるでしょうか。


結果は目に見えています。



皆さんはこの法案を、どう考えるでしょうか。近い将来、皆さんのお子さんにも影響してくるであろう重要な問題であると考えます。



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若干毒付いた内容となってしまいました。そのぐらい、ショックです。


もちろん、1発で教員採用試験に合格すれば良いのですが、私にとってそのハードルはあまりにも険しい。知識も実績も無い私には途方もないこと。

やっと見つけた自分の夢が、突如として絶望と隣り合わせになるかも知れない。どんなに本気で目指しても、叶わないかも知れない。


どうなっちゃうんだろう。どうしたら良いんだろう。本当に、心が折れそうです。