科学技術政策の抱負について「tvタックル」さんの取材を受けて、下記の内容を応えました。

日本政府の来年の科学技術関係経費は概算要求で4兆1000億円です。それを、どのように重点配分するのか?何の技術が進めれば日本は危機を乗り越えられ、反映できるのか?それを原点にして、このような「科学技術重要施策アクションプラン」というのを作りました。 簡単にいえば「災害」「グリーン」「ライフ」の3つに重点的にに予算をつけます。

1つ目の「災害」とは、たとえば除染技術の高度化、津波の海溝や活断層の調査などです。除染や福島原発の解体は正直、技術力が足りていないからです。
2つ目は「グリーン」、次世代のエネルギーです。国は原発ゼロをめざすと言っていますが、その条件になるのは太陽光エネルギーの効率を上げたり、別のエネルギーや次世代高性能蓄電池を開発しなくてはなりません。
3つ目は「ライフ」、今回のiPS細胞のように人類が健康で長生きできるようになるもの。がん治療、放射線からの健康などは優先課題です。 こうした分野には、国の予算も研究者も総動員して、早急に技術開発を続けていかなければなりません。
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