党の方針である消費増税に賛成しなかった問題で、災害対策委員長を辞任

採決前に「自らのポストより、党内の立場より、国民との約束を守りたい」





ご支援をいただき、本当にありがとうございます。また、ご心配をおかけしています。
今回、消費税の増税という民主党の方針と、「歳出削減前の消費税には賛成しない」という国民との約束の間で、真剣に悩みました。


結局、党の方針よりも国民との約束を優先させました。民主党内では、かなり苦しい立場になりますが、離党はせず、慎んで委員長を辞任する事にしました。
私たち国民の周りにはつらいことが満ちています。不況の深刻さ、震災、介護の悩み、子育ての大変さ、等・・・それを救うのが政治家のはずですが、本当に信頼されているでしょうか。


選挙前、すべての政治家は言います。
「消費増税よりも歳出削減すべきだ」
選挙後、すべての政治家は言います。
「歳出削減よりも消費増税すべきだ」
皆さんが政治家に不信感を持つのは当然です。
実は、私もそういう政治家の一人なのかもしれません。正直、途中まで自分の災害対策特別委員長というポストに固執する心が出て迷っていました。
もしも、消費税増税に賛成すれば必ず皆さんはこう思ったでしょう。
「村井さんは全国放送の政治番組で消費税よりも歳出削減だと言ってきたじゃないですか?」
「村井さんも結局、自分の立場や地位を考えて、国民を裏切って増税ですか?」


やはり、私は皆さんとの約束を守り賛成票を入れず棄権する事を決めました。
自らのポストよりも信義を貫きます。困難な道のりでも、皆さんと一緒に誠実に歩む道を選びます。
事前に十分な相談できなかった事、ご心配をおかけした事をお詫び申し上げます。同時に、役職者の造反が民主党として大きな問題である事を十分に受け止め、災害対策特別委員長とともに、民主党常任幹事、県連常任顧問も辞任し、民主党の方針に反した事にケジメをつけることにしました。

衆議院議員 村井宗明



村井 宗明オフィシャルブログ Powered by Ameba