福島県南相馬市と福島県飯館村に訪問しました。

村井宗明代議士、山上正隆県議会議員、海老克昌県議会議員、古城克實射水市議会議員、中山欣一高岡市議会議員、秋田健一氷見市議会議員、阿字野忠吉氷見市議会議員のメンバーで視察しました。

最初に、石原洋三郎衆議院議員の秘書さんにご協力をいただき、南相馬市の現状を視察しました。

そこで、ギリギリ20㎞圏内に入っている大内新興化学という会社があるが、実際に測定した放射線の測定値は低いので営業を再開させてほしいという要望を受けました。常に化学物質を発火点以下に冷やし続ける必要があり、化学工場では動かすことが安全であるという説明を受けました。

その後、南相馬市役所で桜井市長と会談しました。

・民主党が進めてきた政治主導について議論が及びました。官僚主導では復興の新しい発想が出てこない。官僚の方々には事務的に支えていただいたうえで、政治主導で被災の現場に夢を与えてしっかりと支えてほしい。
・民主党の看板である地域主権を復興でも進めてほしい。何でも国がするというのではなく、被災現場のわかっている地方自治体の主導でやって、国がお金などで支援をやってほしい。地方自治体の方が住民の汗と涙の感覚がよくわかっている。
・国は30㎞圏内仮設住宅を作らないと言っている。しかし、20㎞圏以上30㎞圏内でも避難所はある。だから、そのエリアでも仮設住宅を認めてほしい。

などという意見をいただきました。

さらに、福島県飯館村に訪問しました。
政府の放射線の測定値の基準は3.8マイクロシーベルトになっていますが、飯館村は14~15マイクロシーベルトが測定されました。
そのため、計画的避難区域になっているところです。

飯館村議会の佐藤長平議長にお会いし、会談しました。

・地域ブランドである飯館牛などについて言及がおよび、それに対して政府の補償体制をしっかりとしてほしい。
・1ケ月で計画的避難と言われているが、実際は難しい。
・飯館村は美しい村連合でもあった。そこで、飯館村などの土壌改良を国家プロジェクトとして実施して放射線の測定値を減らしてほしい。

などという意見をいただきました。