村井宗明議員が理事を務める議院運営委員会理事会で、原発事故による放射能の風評被害を受けている「福島県産の野菜」について議論されました。

野菜などについては、放射性物質の量をチェックをしているため、放射性物質が暫定基準値を超えれば出荷停止になります。だから、今、市場に出ている野菜は暫定基準値を下回っているものです。しかし、風評被害でそれ以下のものも売れなくなっています。

例えば、椎茸は露地栽培と施設内栽培の2種類があり、出荷制限をかけたのは露地栽培の方の椎茸です。施設内栽培の椎茸については、基準値を超えていないのですが、風評被害で打撃を受ける恐れがあります。

議院運営委員会理事会では、風評被害を食い止めるためには、1回きりのパフォーマンスで国会議員が食べても効果がないのではないかという意見でした。そのため、毎日、国会議員が食べている衆議院の議員食堂で福島県産の野菜を最優先にして使用するという結論になりました。

まずは、国会議員が自らの身をもって福島県産の野菜を普段から食べるという事を確認しました。また、福島県で出荷していない野菜についても、茨城や宮城のものを使用する方向です。