午前中は、議会開設120周年の式典が天皇陛下をお迎えして開かれました。

午後から、放射線医学総合研究所へ視察に行き、重粒子医科学センターを見に行ってきました。これは、民主党政権の補正予算でも予算付けされた最先端のがん治療です。

従来の放射線よりも生物作用(がんをたたく力)が強い上に、体内に入った後のコントロール性に優れています。

現在のところ、頭頸部腫瘍、肺がん、前立腺がん、骨・軟部腫瘍、眼球腫瘍、直腸がんの局部再発で、高度先進医療として承認されています。

ただし、治療に314万円もかかります。今後は、機械を小型化し量産と同時に低コスト化して保険適用を目指すことが求められます。また、世界の中で日本が一番進んでいるため、技術開発によって世界に売ることも可能になるでしょう。

私は人類の夢を見ています。人類は、次々と医療を進化させています。人類は不治の病であるペストを克服し、人類は不治の病である結核を克服し、そして次は人類が「がん」を克服する時代を迎えなければなりません。費用対効果の面で多少の批判があるようですが、私は最先端の医療の進歩へ国をあげて取り組むべきだと思います。